日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

コラム・日々の活動

毒物劇物取扱者試験に合格しました。

 2025/04/08   

こんにちは。澤本享宏です。

気温も春の様相となり、花見の時期となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は私事ではありますが、少し嬉しいご報告です。

ついに!!

毒物劇物取扱者試験に合格することができました。

お恥ずかしい話ですが、実はこの試験、3回目でようやく合格しました。やっとの合格でほっと一安心です。

弊社は排水処理に関わる水処理剤はもちろん、苛性ソーダやメタノールといった資材の取り扱いもしております。そのため、この資格を通じて、一つでも多く会社に貢献できること、そしてお客様へ自信をもって提案できるようになることを嬉しく思います。

今年はもう一つ、公害防止管理者水質関係4種の資格試験に挑戦するつもりです。この試験は1種まであるので、後々1種も取得を目指しています。

今後も、より一層多くのお客様の課題解決に携わり、多角的な視点から最善のご提案を行えるよう知識の習得を怠らず、営業活動に取り組んでまいります。

お問い合わせもお気軽にお寄せください。お待ちしております。

最短当日無料で調査&ご提案

クロム顔料が色彩表現を塗り変える❓生彩を求めて

 2025/04/07   

以前のブログ記事「クロムと色の意外な関係❓」では、元素クロム(Cr)が、ステンレスやメッキといった身近なものに使われている一方で、その名前がギリシャ語の「色」に由来するという、意外な一面をご紹介しました。今度はいよいよ色彩豊かなクロムの化合物たちを実際に見ていきましょう。

クロム(II)イオンの青色

クロム(II)イオン水溶液
特徴的な青色のクロム(II)イオン水溶液 (NEUROtiker / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commonsより)

こちらは、水に溶けたクロム(II)イオンの様子です。真夏の白い砂浜から見渡すどこまでも続く遠浅の海のような、少し水色っぽい特徴的な青色をしています。

クロムから生まれた多彩な顔料たち

クロムが元素として発見された後、その特性を活かして様々な色の顔料が作られました。顔料に使われるクロム化合物の中で代表的なものをご紹介します。

二クロム酸カリウム
鮮やかなオレンジ色の顔料、二クロム酸カリウム (Wikimedia Commonsより)
クロム酸カリウム
明るい黄色のクロム酸カリウム (Wikimedia Commonsより)
酸化クロム(III)
緑色の酸化クロム(III) (Wikimedia Commonsより)

絵画の世界において、クロム顔料は欠かせない存在でした。鮮やかなオレンジ、明るい黄色、そして深みのある緑。これらの色彩は、数々の芸術作品に命を吹き込み、私たちの心を捉えてきました。

ゴッホの「ひまわり」:クロムイエローの鮮烈さが描く、生命の賛歌

ダイナミックな色使いで見る人の心を惹きつけるフィンセント・ファン・ゴッホの代表作「ひまわり」。この作品にも、クロムに由来する黄色顔料であるクロムイエローが用いられています。Google Arts & Cultureに、このクロムイエローとゴッホの作品について詳しく解説した記事が公開されています。ぜひこちらもご覧ください。
>> フィンセント・ファン・ゴッホ:クロムイエロー — Google Arts & Culture

当時比較的新しい顔料であったクロムイエローのこれまでにない鮮やかな色彩は、ゴッホが追い求めていた生命の輝きやその根源的なエネルギーを表現する上で重要な役割を果たしたのかもしれません。


フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』 (1888, National Gallery London)
フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』(1888年、ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵、Wikimedia Commonsより)

このように、様々な姿を見せてくれるクロムですが、クロムによって彩られるのはアートや工業製品のみにとどまりません。次回は、自然界におけるクロムの活躍をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!

設計と法規制の壁 – 乗り越えるからこそ生まれる価値

 2025/03/25   

みなさん、こんにちは。野崎徹です。

前回のブログで、排水処理施設計画において屋根付きの機械室などを設ける場合、ほとんどのケースで確認申請が必要になることをご紹介しました。
実は、それだけではなく、建築基準法に加えて都市計画法、工場立地法、消防法、さらには各種条例など、あらゆる法令をクリアしなければなりません。

施主様から「こんな小さな機械室で、そんなに大げさな届出が必要なの?」と驚かれることもありますが、日本の建築関連法令は非常に厳格です。
そのため、計画の初期段階から各種法令のチェックを行い、必要な届出に向けた資料を準備することが重要だと感じています。

先日、消防法関連の事前協議のため掛川消防署を訪れた際、掛川城が見えました。



こちらは平成6年に復元されたそうですね。
その姿を眺めながら、「復元設計者の方々も、法適合に相当苦労されたのではないか」と思いを馳せてしまいました。

法律や規制が多く、設計には様々なハードルがありますが、それを乗り越えることで、安全で機能的な施設を実現できます。
制約があるからこそ工夫のしがいがあり、設計の奥深さを感じる日々です。
これからも、より良い計画を提案できるよう努めていきたいと思います。

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チェコの水処理事情は?!水と文明の関係を探る

 2025/03/17   

みなさん、こんにちは。澤本悟博です。
現在、東欧ハンガリー → スロバキア → チェコ → オーストリアの視察に来ています。

チェコの首都プラハには街の中に河が流ています。
日本では「モルダウ川(ドイツ語)」として知られています。
プラハの中心部を南北に流れている川で、チェコ国内最長の川とのことです。

プラハ市内では旧市街とプラハ城の間を流れ、有名なカレル橋がかかっています。
フランツ・カフカ博物館近くの川のほとりでカレル橋とヴルタヴァ川が一望できます。
下流にはドイツのドレスデン → ベルリンまで繋がっています。

国と国を繋ぐ川は重要な交通手段であり、航路での荷物、人の移動に使用され、大陸を縦断するには川は大切な資源となっています。
そのためなのか市内のトイレも綺麗に使用されて、街並みもゴミが少なく綺麗です。
当然のように排水規制も厳しく、汚水は流せない!
一国の汚染流出のために何カ国も被害に遭ってしまうからです。
工場や畜産関係の処理施設は日本と同じように活性汚泥法が多いようです。
気候も雪は少ないのですが、乾燥して寒く、夏は33~35℃と暑く、東北の太平洋側の気候と似ています。
季節変動も大きいことから、管理は容易ではないと推測されます。
次回は顕微鏡で微生物観察してみたいものです。

生活用水として、水道水は軟水器を通しているようですが、飲水は各家庭にウォーターサーバーを使用しているようです。
プラハの水道水を採水してきましたので、分析を行って、成分や水の法則性等を調べてみます。

水のあるところ文明は栄えます。
水を大切にする文化は日本とも共通ですね。

弊社では、環境保護・コストダウン・持続可能な未来への観点から、事業に利用する「水」そのものの見直しとご提案をしております。
浄水・水道水などの一般の水を、「改質水(SW1水)」という微細分子で活発な状態の水に変化させ、排水処理だけでなく、農業、飲食店、金属加工工場、食品加工工場など様々な業種の現場で活用していただいています。
「改質水ってなに?」と思われた方、ぜひ以下のページをご覧ください!

浄水から改質水へ(天城抗火石・改質水導入方法)

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大雪に負けず社屋前を除雪!除雪機が大活躍!

 2025/03/03   

こんにちは。澤本享宏です。

今日は排水処理の記事はお休みで近況をご報告。
2月に入ってからの石川県は、雪!雪!!雪!!!の日々でした。
今年は山では1m越え、平地でも合計で50〜60cmくらいの積雪量でした。(弊社の事務所は平地です)

今年は除雪機が大活躍でした。
仕事前には毎回この除雪機が出動しました。



金沢の雪は水分が多く、とても重いのです。
現場第一主義の弊社でも、この雪では駆けつけるスピードが・・・なんて言ってられません!
この除雪機でスピーディーに除雪を済ませ、現場へ向かっています。
技術の進歩は偉大ですね。

ようやく、雪が解け始めて動きやすくなりました。
今年はもう降らないことを祈りますが、雪にも負けず、どんどん現場に駆けつけますので、排水処理・油脂処理・臭気処理にお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

弊社はすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。

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処理水の悪化、油脂処理、臭気処理などお問い合わせ現地調査・ラボテストレポート&資材ご提案まで無料

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