油脂分解・分離対策

バクテリア活性化不良対策

弱ったバクテリアを活性させ
フロック形成を促進

バクテリア活性の回復、適正な運用サポートいたします。

目次

バクテリア活性不良対策にはSANA資剤
曝気槽の蓄積油脂対策事例
微生物活性に必要な6要素
バクテリア活性不良の根本的対策について

バクテリア活性化不良対策にはSANA資剤

油脂の分解を行いながらバクテリアを活性化

脂分の分解を、SANA資剤「油トールA・B」「EX」「オールマイティゴールド」などで行いながら、別途SANA資剤で弱ったバクテリアを活性させ、フロック形成を促し、1〜2週間程度での回復を目指します。
そのために、「BASE1〜9」「Nシリーズ」などの資剤適正テストを行い、選定していきます。
油分が多いと酸素供給能力も低下することから、適正な空気供給量を回復するまで、指導・サポートいたします。

SANA-WN・EX粉体
SANA-WN・EX粉体
オールマイティGOLD粉体
オールマイティGOLD粉体

難分解性の油脂を易解性に変換することで活性汚泥での分解をスムーズに!

油トールBは、リパーゼにより油脂をグリセリンと脂肪酸に加水分解し、また化学反応による油脂の低分子化によって生物分解を向上させます。
つまり、化学分解と生物分解のダブルパワーで油脂を分解する強力な油脂分解促進剤です。

  • ダブル分解された油脂は分解されやすい形状となっているので
    後段のバッキ槽で速やかに処理されます。
  • 使用場所は原水槽・調整槽・バッキ槽です。
    各槽に添加することで油脂分解の前処理になります。
  • 標準添加量は原水量のわずか 5~30mg/l。
    バッキ槽汚泥が抱える n-Hex が減少します。
  • 秋冬の気温が低い時期でも活性しやすいので、
    油脂処理のスムーズ化を促します。
油トールB液体
油トールB液体

曝気槽の蓄積油脂対策事例

事例1:「活性汚泥沈降性の悪化と処理水の濁りを解決したい」菓子製造工場様

困りごと

活性汚泥に持ち込まれる油脂が多く、活性汚泥に油脂が蓄積され、処理不全に陥っている。
具体的な症状は、活性汚泥沈降性の悪化や処理水の濁り。

解決事例

油脂前処理剤「油トールB」を用いて油脂の分解を促進。これにより沈降性と処理水質の向上を達成!

【使用薬剤】

【排水処理施設概要と排水データ】

標準活性汚泥法式(前処理設備なし)

原水流入量 :
80㎥/日
曝気槽容積 :
800㎥(300㎥を曝気槽として利用。500㎥は未利用)
流入BOD値 :
平均4300mg/l
流入n-ヘキサン値 :
平均300〜400mg/l

【投入量】

1〜4日目 :
1日あたり曝気槽容積に対して100ppm量(300㎥×100ppm=30kg/日)
5日目以降 :
流入量に対して40ppm(80㎥/日×40ppm=3.2kg/日)

※1〜4日目は、曝気槽内蓄積油脂分の分解促進、5日目以降は、流入油脂対策として添加継続。

【対策前後の水質分析結果】

n-ヘキサン値の変化

n-ヘキサン値の変化

その他の数値の変化

最終曝気槽水 対策前 油トールB投入後
pH 6.0 7.3
MLSS
(mg/l)
9400 9200
MLVSS
(mg/l)
8800 8700
対策前
  • 汚泥内n-ヘキサン値:4.1%(基準値:1%未満)
  • BOD・MLSS負荷:0.12kg・kg/日
  • BOD分解は良く出来ているが、油脂分の蓄積が確認できる状態。
  • pHが酸性につき、油脂蓄積での低級脂肪酸によるpH低下が疑われる。
対策後
  • 汚泥内n-ヘキサン値:0.27%(基準値:1%未満)
  • BOD・MLSS負荷:0.12kg・kg/日
  • 蓄積していた油脂分(難分解性SS分)の分解が進み、MLSS値低下及び汚泥内への蓄積油脂分の改善が確認できる。
  • 蓄積油脂分解が進んだことから、pHが上昇傾向に改善されている。

【対策前後の顕微鏡検査結果】

投入前

油トールB投入前は、油脂の影響で酸素の取り込みが悪く嫌気気味である。

フロック・シーエリア
フロック全体像40倍
フロックが細かく分散している。
シーエリア(フロックとフロックの間の処理水になる部分)に微細フロックが多い状態。
フロディナ
フィロディナ(少量):BOD処理良好かつ低負荷、曝気槽滞留時期の長い環境下で出現。
・油脂分解が遅れているため、出現数が少ない。
・シーエリアに浮遊菌が多い。

油トールB投入後

油トールB投入後、油脂分解が行われたため、好気性になり以下の生物が出現。

フロック・シーエリア
フロック全体像40倍
フロックの凝集性向上、シーエリアの微細フロックがきれいな状態。
ロタリア・プロロドン
ロタリア(多い):BOD処理良好かつ低負荷、曝気槽滞留時間の長い環境下で出現。
プロロドン:低負荷の環境下で出現。

【透視度の変化】

透視度計での計測の結果、対策前は5cmだった透視度が油トールB投入後には30cmまで上昇しました。
(上限30cmの透視度計を利用しましたが、実際には30cm以上の透視度が見込まれます)

透視度の変化

微生物活性に必要な6要素

pH、水温、C/N比、空気、粘度、アルカリ度

微生物は、水中の汚れを分解し、水をきれいにする役割を果たしています。活性汚泥の中にいる微生物は、季節や水の処理状況によって変化します。微生物が活発になる環境を作ってあげることが大切です。

微生物活性に必要な6要素

バクテリアの活性化で油脂分解を促進しませんか?

根本的かつ緊急対応をいたします

油脂の分解を進めながらバクテリアの活性化を目指し、処理水質の向上を目指しましょう。
まずは徹底的に現場検証を行い、事業フローはもちろん、周辺環境も鑑みた課題解決・改善をご提案いたします。

対応業種

  • 日配食品製造業
  • 豆腐製造工場、麩製造工場
  • 製麺工場
  • 洗米工場
  • 食品加工業
  • 食肉加工業(ハム工場)
  • ブロイラー加工場
  • 化学工場
  • 製油工場
  • その他製造業など

強力油脂分解剤導入・運用サポートの流れ

排水溝の詰まり対策の流れ
排水溝の詰まり対策の流れ
  • 季節や使用機器に合わせた資剤のご提案を随時致します。
  • アフターフォローで定期的な分析、機器のメンテナンスをしています。
  • お客様の希望に合わせてメンテンナンス内容は異なります。