日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

出張日記

農家様や飲料メーカー様での資剤・プラントの評価は?

 2024/04/03   

こんにちは。澤本悟博です。

ここ数年で弊社の社員も増え、最近では工事の打合せや御見積もりのご依頼が更に多くなりました。
ありがたいことに、排水処理や油脂、臭気でお困りの全国のお客様のもとへ駆けつける日々です。

本日は午前中は富山の農家さんに資材納品をして、農業資材の評価などをお聞きしていました。
ハウスにて重点的に農業資材をお使いくださっており、

「生育は早く病気も少ない」
「味は濃厚で美味しく、日持ちがする」

と高評価をいただきました。

午後は富山の飲料メーカー様での打合せです。
15年前に排水のプラントを設置させていただき継続的にサポートをさせていただいているのですが、今後負荷が増えた場合の対策について、お話させていただきました。
プラントでは下水放流していますが、沈殿槽なし、脱水機無しで、汚泥発生がありません。

「ランニングコストが少なく、メンテナンスも容易」

と、お客様に喜んでいただいております。


飲料メーカー様の散水ろ床法プラント

こうして、現場の様子とお客様の顔を見ながら対話を続け、より環境にも配慮したサービスを展開していくのが使命だと感じながら、今日もハンドルを握る澤本でした。
排水処理や、油脂分解、臭気の即時消臭など、お困りごとはお気軽にご相談ください。

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排水処理場における機器選定のお勧めポイント

 2023/05/31   

本日は愛知県田原市まで日帰り出張でした。
名神高速 一宮~小牧までが上下線工事渋滞でした。
2件目は一宮で打合せでしたが、やはり遅れてしまいました。
お客様にはご迷惑をおかけいたしました。

遅れを取り戻すため現場での検査・測定などはしっかりと対応させて頂きました。
検査機器を車に積んでの移動が多いため渋滞に巻き込まれることが多々あります。
今後は交通情報をしっかりと把握して移動いたします。

最近、お客様から現場設置型の測定機器のご相談が多くなっています。
連続測定で排水の状態を管理されることは、微生物の状態を悪化させないことに繋がります。

▼悪化時の微生物写真(放線菌)

放線菌は、飲料工場での糖排水が増加することにより発生しています。
その結果、発泡、汚泥界面上昇などが起こります。

澤本商事としてのお勧めは、動画も撮れる顕微鏡です。
バルキング時に排水の現場に設置していただき、ご連絡いただければ緊急対応策をご提案いたします。

澤本商事では、顕微鏡や検査機器も多数取り扱っています。

またブロワー、ポンプ、脱水機、スクリーンなどの機器類修理なども、提携修理工場がございます。

現地調査・機器類ご提案の流れ

現地調査・機器類ご提案の流れ

メンテナンスも、機器に応じて定期的に行いますので、排水処理関連のプラント及び機器類の故障については、お気軽にご相談ください。

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研修と現場で学ぶ「汚泥の返送濃度と滞留時間」の重要性

 2023/05/22   

こんにちは。新入社員の澤本享宏です。

連休前にはなりますが、弊社が代理店をしている(株)SANAに研修を受けに行ってまいりました。
今回が3回目で最後の研修となりました。

今回の研修では改めて基礎的なことを、復習も兼ねてご教授いただきました。
特筆すべきは「汚泥の返送率と汚泥の滞留時間」についてです。

まず、沈殿槽から曝気槽に返す汚泥返送率はのセオリーは2倍ということ。
その理由は、原水が毎日入ってくるので、返送率が100%だと処理が進まないからです。

ただ、上記はセオリーでお客様の状況によって返送率は違います。

例えば、高負荷なら返送率を50%にして、処理時間を長くすることもあります。
逆に低負荷なら返送率を高くして処理時間を短くすることもあります。

次に、上記にもつながるのですが、沈殿槽にある汚泥の滞留時間に関してです。
沈殿槽の汚泥の滞留時間は3~4時間が基本となります。特に夏場であれば腐敗しやすいので3時間が適切です。

多くの学びがあったこの研修後、実際に滞留時間が7~8時間になっている沈殿槽の現場におうかがいする機会がありました。
その現場は滞留時間が長すぎ、汚泥が沈殿槽で腐敗していました。

滞留時間がいかに大切かということを、研修と現場で学びました。

弊社ではお客様の工場、事業所にすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
排水処理、油脂処理、臭気処理でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

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出張で学んだ、排水処理施設の運転管理の重要性!

 2023/04/17   

こんにちは!
3月から入社した澤本享宏です。
入社してから排水処理の現場に足を運び、早く1人で回れるように奮闘しています。

先週の4月5日~7日で2泊3日の出張にいってきました。
1日目は滋賀県・愛知県、2・3日目は静岡県を回りました。

今回印象的だったことが排水処理施設の運転管理に関してです。
愛知県のお客様先に伺ったときのことです。
こちらは出張の前週にも訪問しており、その時は最終の曝気槽が嫌気性になっていました。
その際に、弊社社長が空気量の調整方法をアドバイスしたことで、今回、最終曝気槽内の糸状菌も減り、好気性になっていました。

また、静岡県のお客様でも排水処理の運転管理アドバイスによって糸状菌が弱くなり、処理が進み改善されていました。

排水処理は、微生物をいかに活性化させるかが鍵で、その一つとして運転管理も重要なのだと感じました。

弊社ではお客様の工場、事業所にすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
糸状菌でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

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SANAの商品研修で学んだ「発泡」のこと

 2023/03/29   

こんにちは!新入社員の澤本享宏です。

先日、弊社が代理店をしている(株)SANAに研修を受けに行ってまいりました。
1回目の研修は2月に行い、今回は2回目の研修でした。

1回目は排水処理の基本的な用語などを座学で学びました。
今回の2回目の研修では、1回目で学んだ内容をもとに、具体的なSANAの商品や発泡の種類といった、より深いことを座学で学びました。
SANAの油トールBASEシリーズといった商品を中心に研修していただきました。

今回の研修で特に目から鱗だったのが、発泡の種類でした。
発泡の種類には4種類あり、その中で似たものもあり見分けづらかったりします。
例えば、高負荷と洗剤の発泡は色が同じで見分けづらいです。
その時の見分け方や対策も研修していただきました。

今後、現場でもいろんな種類の発泡を見て、瞬時に見分け提案できるように精進していきます。

弊社ではお客様の工場、事業所にすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
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