日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

排水処理対策

排水処理のターボブロワーとは?SDGs・省エネ対策におすすめの理由

 2024/12/23   

こんにちは!営業の澤本剛希です。
風が冷たくなり、路面の凍結など本格的に冬が始まりました。
先日、ターボブロワーの立会検査を納入先お客様と一緒に行ってきましたので、その様子をお届けします。


納品前は、お客様と一緒に性能検査・機器寸法・動作確認を確認します。
お客様がメーカーと直接お会いし、その場で疑問点や動作についてのレクチャーを受けられるので、納入後の運転操作をよりスムーズに行うことが出来ます。

今回、荏原実業様のEJターボブロワーを納入しました。

<用途・特徴>
・水処理曝気(ばっき)用
・粉体移送用(セメント工場、その他粉体)
・発酵工程用
・製紙設備用

幅広い用途でご利用いただけます。圧縮空気中にオイルミストが全くないためクリーンエアが必要なプロセスでも安心です。
食品工場、化学工場、製紙工場まで、様々な場所でお使いいただいてます。

※引用元:荏原実業株式会社様EJターボブロワ

最近は、SDGsや省エネ関連の事業展開に関するご相談が多いですが、今回納入いたしました荏原実業様のEJターボブロワーは、まさにSDGsや省エネに沿った商品となっています。

また、排水処理プラントの老朽化に伴う、機器更新に差し掛かるお客様も増えています。
ブロワーは排水処理施設を運用する中でも、非常に重要な部分となります。
弊社は機器の運用方法や今後の更新についてのご相談にも無料で対応しております。
まずはお気軽にご相談ください!

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排水処理技術の進化と共に迎える来年への展望

 2024/12/20   

お早うございます。
社長の澤本悟博です。

本日は日帰り東京出張🚄
6:31東金沢駅発の電車が来ない?!☹️
新幹線に乗れない?!
4分遅れて到着。☺
無事新幹線に乗車。

午前中は仕事仲間からの新規のご紹介。
改質水の応用技術となりそうです。
午後は来年からの工事の打合せ。
主に脱水器メーカーとの機器仕様決めとなります。

今年の振り返りとして、
2月金沢市の乳業メーカーへの排水処理施設導入。

6月〜12月
埼玉件の飲料工場での工場内の施設改修工事。

6月〜7月
山梨の味噌工場へ中古脱水機設置工事

8月〜12月
新潟の惣菜工場
排水処理新設工事

10月〜11月
山形県飲料工場
脱水機設置工事

設計部門も充実させたお陰で受注が増えました。

来年に向けて
排水処理の大きな工事(工期が半年以上の工事)が2件決まりました。
小規模な工事も数件決まっています。

排水処理の日々の管理の技術も現場数が増えて着実にパワーアップしています。
12月も残り少ないですが12/27日(仕事納め)まで駆け回ります。
28日以降もお困り事があれば対応致します。
携帯の方にご連絡ください。

新幹線🚄の中での一冊
「百人一首の魔法陣」
マニアックな一冊。

それでは、行ってきます!

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バルキングとは?(数値化で対策・タイプ別バルキング改善方法)

 2024/12/05   

こんにちは。代表の澤本悟博です。
冬になり、バルキングが起こりやすい時期となりました。

そもそも、バルキングとは?

バルキングとは、排水処理において活性汚泥の沈降性が悪化し、沈殿槽で固液分離が十分に進まない状態を指します。
汚泥が処理水に混じって処理水質の悪化を引き起こし一般的にはキャリーオーバーと言われています。

沈殿槽汚泥流出

弊社は数値管理で「排水処理の見える化」を行っていますので、バルキングも数値化しています!

①初期段階で対策を行えば低コストで沈降性を改善できます。
㏗管理、栄養剤だけでほぼ改善できます。

②中期段階で対策を行えば㏗管理・栄養剤の他に、沈降剤が少量必要となります。

③終期段階で対策を行えば㏗管理・栄養剤の他に、沈降剤が大量必要となります。

初期段階で対策を行うことが大切です。
東洋医学で言う「未病」の考え方を取り入れています。

<バルキングの原因>
①栄養塩不足
②低BOD汚泥負荷
③長い汚泥滞留時間
④低DO
⑤低pH
⑥大きな負荷変動時

<タイプ別バルキング>
①糸状菌・放線菌の増殖によるバルキング
②汚泥の粘性増加や凝集性の低下によるバルキング
③㏗ショック、高濃度排水混入による負荷ショックによるバルキング

バルキングを改善するには、原因を調査してそれに合った対応策が必要です。
糸状菌・放線菌バルキングの場合は、栄養剤を添加したり、曝気強度の調整などで糸状菌・放線菌が増えにくい環境を整える必要があります。
非糸状菌・放線菌バルキングの場合は、曝気槽のDO(溶存酸素)やORP(酸化還元電位)を確認しながら、BOD負荷量に応じた排水処理施設の運用管理が必要です。

バルキング対策のページもぜひご覧ください。

バルキングでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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お急ぎの方は076-252-5507までお電話ください。

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汚泥脱水機 ヘリオス脱水機750UPの納品

 2024/12/04   

こんにちは。営業担当の澤本享宏です。
本格的に冬が始まりました。
人間と同じで、微生物たちの活性具合も少しずつ低下してきました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

先日、山形県のお取引様へ「ヘリオス脱水機750UP」を納品いたしました。



弊社は長年ヘリオス様の脱水機をご提案しています。
ヘリオス様の脱水機には、以下のような特徴があります。

①含油汚泥に強い

②メンテナンス費が低廉

③省エネルギー

④コンパクト設計

⑤連続運転が容易に可能

⑥快適な作業環境(音は静か、液や臭気の飛散がありません)

⑦洗浄水量が少ない

一番の魅力は、なんといっても①の含油汚泥に強いことです。

弊社がヘリオス脱水機を納めさせていただいているお客様には、食品関係の会社が多いです。
どのお客様からも、
「油があっても安定して絞れる」
「含水率が以前使っていたものより低く、ランニングコストが減った」

とのお声をいただきます。

年々、汚泥の産廃費用は高騰しています。
含水率が2~3%変わるだけで、ランニングコストが大きく変わります。
たった2~3%ですが、侮ることなかれです。

汚泥の産廃費用をもっと下げたい、安定して能力を出したい、そもそも負荷が高くなり前処理を検討している、などの処理方法や排水処理全般でお困りの方は、是非ご相談ください。

すぐに駆けつけ、現場でのお打ち合わせや負荷計算等行い、改善策をご提案させていただきます。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。お待ちしております。
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曝気槽の泡の種類。

 2024/10/07   

こんにちは。澤本享宏です。

先日こちらの記事のお客様のところに訪問いたしました。

こちらのお客様は定期的に訪問しています。

曝気槽の泡対策の改善結果と効果的だった資剤

訪問すると、当初と似た泡が出ていました。

しかし、よーく見てみると違う泡の種類です。

↓前回の泡。

 

↓今回の泡。

 

 

前の泡はムース状の消えない泡で、放線菌由来でした。

今回は似ているようで、違う泡でした。放線菌ではなく、単純な油の負荷による泡です。

現場担当者に工場内の製造の話を聞いてみました。すると油の負荷がさらに高くなったとのこと。

油の影響だといえる根拠がもう一つ。SV30 です。

油の影響が強いとこのような中割れを起こしてしまいます。

顕微鏡で槽内の様子も観察してみました。

 

油の影響で糸状菌も強くなっていました。

こちらのお客様は以前の記事にも書いてある通り、

弊社の油脂分解材のSANA-油トールBと窒素源補給剤のN改-1を使用しています。

 

油の負荷が高くなると、窒素源も必要になります。

今回の対策は通常の投入量を増量してもらいました。

また経過観察の記事を上げたいと思います。

排水処理場での「油分固着」「臭い」の困りごとは待ったなし!
すぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。

次回もお楽しみに!!

 

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