日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

排水処理

排水処理施設の散水槽の昇降を安全かつ容易にする計画

 2024/07/09   

こんにちは。野崎徹です。
先日、「排水処理施設散水槽の昇降を楽にしたい」との要望があり、現地調査に伺いました。
この処理施設は完成から10年程度で、日頃から丁寧な維持管理をされているようで整然としてました。

この安全柵付タラップ使っての昇降では、作業される方の負担が大きいということで、階段を設けて昇降を容易にする計画をしてみます。


階段設置方法を考えながら計っていきます。
特に機器類配管類は思わぬ干渉をすることがあるので、注意して記録していきます。
タラップの上にも昇って、レーザー測定器で高さを確認します。
一通り計測し終えた時には、おおよその計画案が頭の中でできあがりました。
その計画案を、パソコンで図面化してみようと思います。

今回は計画図作成のためなので一人で測定しましたが、施工前には複数人でもっと精度の高い測量を行っています。

お客様の施設環境がより良くなるよう、最適なご提案をしてまいります。

タグ:

排水処理施設の脱臭対策に「スメロンラックDL-N」

 2024/06/21   

こんにちは。澤本剛希です。
梅雨入りの時期を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は、過去に臭気の問題でお悩みになられていたお客様の現場へ、表題にある「スメロンラックDL-N」を納品してきました!
こちらのお客様は、過去に臭気に関してのクレーム等の課題がある状態でした。
そのときにお問い合わせをいただいた事がきっかけで、現在もお取引させて頂いております。

現在は、「スメロンラックDL-N」を添加して頂き、クレーム件数はほぼなくなったようで、脱臭効果を実感して頂いております。
その結果、お客様には定期的に「スメロンラックDL-N」をご利用いただき、臭気対策を行っていただいております。



この時期になると気温が高くなり、排水処理施設からの臭気問題がどうしても増え、例年弊社へのお問い合わせも多くあります。
脱臭剤は、マスキングタイプや液体タイプなど、様々な資材を取り揃えております。
また、匂いの元を特定し、それに対して化学的消臭が効くのか、生物的消臭が効くのかを判断するための脱臭テストも無料で取り行っています。

その他の「スメロンラック」シリーズでの脱臭実績はこちら

弊社では、産業排水施設の能力診断や原水の状態検査などを行い、最適な処理剤をご提案いたします。
また適正な臭気処理が持続的にできるよう、排水処理施設の運転管理もサポートいたします。
水質・臭気検査、ラボテスト、お見積りまで無料でさせていただきますので、臭気対策でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
ご相談頂くお客様の悩みを一つでも多く解消できるように、迅速丁寧に寄り添ってまいります。

お問い合わせフォームはこちら

タグ: , , ,

MLSSと油分解促進で沈降性をさらに改善

 2024/05/29   

こんにちは!澤本享宏です。
3月に投稿したブログ記事「曝気槽・沈殿槽での油分固着の改善結果」のその後の様子をお伝えします。

当時よりさらに状況を良くできないかと、担当者様とお話していました。
特に沈降性はまだまだ改善できると考え、油分解剤の増量とMLSSを調整しました。
すると粘度と沈降性に変化が見られました。

分析項目 調整前 調整後
SV30 96 92
粘度 22 17

担当者様からも嬉しいお言葉をいただきました。

「油の分解がさらに進み、もっと管理が楽になりました。また匂いもさらにしなくなり、ありがたいです。」

ここの油分解剤の量の調整やMLSSの調整、それに伴う空気量の調整に、弊社のノウハウが詰まっています。
そのノウハウは・・・お問い合わせください。

排水処理場での「油分固着」「臭い」の困りごとは待ったなし!
すぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。

水質検査や現場検査などのお問い合わせはこちら

タグ: , , ,

排水処理施設の補修工事や機器類メンテナンスの重要性

 2024/04/16   

こんにちは。澤本悟博です。

春になり、気温も20℃を超えるようになりました。
実は、気温や水温は、排水処理において重要なファクターとなります。
排水処理施設では、微生物の働きで汚水を浄化しているからです。
(気温や水温と微生物の関係については、こちらのブログ記事をご覧ください。
→ 冬の水温低下による排水処理トラブルのスピード解決

先日、排水処理場の調整槽内の補修を依頼され、現地調査に行ってきました。
飲料汚水のpH変動が大きく、3.5〜12.5となるため、槽内の壁面砂利が見えて痛みが激しい状態でした。

 

3年前にも飲料工場の槽内補修工事の実績があるため、今回も同じような方法で補修改善が可能かどうか、検討中です。
より良いご提案ができるよう、最善を尽くします。

▼飲料工場様の槽内補修工事の様子

弊社では、排水処理場に関わる補修工事や、機器類のメンテナンス、機器選定取替工事等も行っています。
正常に稼働する排水処理施設を維持するには、定期的なメンテナンスが必要です。
まずは現場を拝見して、最適なご提案をさせていただいております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

排水処理施設の悪化対策詳細はこちら

お問い合わせフォームはこちら

タグ: , ,

冬の水温低下による排水処理トラブルのスピード解決

 2023/12/15   

こんにちは。澤本享宏です。

12月に冬の装いになり一気に寒くなってきましたね。
これからの時期は体調が崩しやすくなっていると思います。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

実はこの時期は人だけではなく、排水処理の微生物たちも活性が悪くなるんです。

排水処理は10℃下がると活性が2分の1に低下してしまいます。
ここ最近でも2週間で10℃ほど下がり、活性が停滞した事業所様がいらっしゃいました。

排水処理の適応温度は18℃~28℃とされており、16℃以下は極端に活性が落ちてしまいます。
活性が落ちると糸状菌や放線菌などが優占種となりバルキングの原因となります。

※32℃以上は酸素が取り込みづらく腐敗し、臭いの原因となります。これは夏にみられる現象です。

上記の問題があるので、冬はバルキングが多発します。
バルキングになり、工場が止まることになれば、対策は待ったなしです。

スピード対応が求められる排水処理のトラブルに対して、弊社では電話でのご相談(無料)や、速やかに現場に駆けつけての調査(無料)、汚泥を採取し分析・テスト(無料)など、スピード解決のためのサービスの一部を無料で提供しています。


すぐに駆けつけます!

排水処理水の悪化対策詳細はこちら

また、直接弊社まで汚泥1リットルをお送りいただいての分析も受け付けています。
水質の簡易分析、顕微鏡観察などを行い報告書にまとめてお渡ししておりますので、ぜひお問い合わせフォームからお申し込みください。

お問い合わせフォームはこちら

タグ: ,