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【訪問レポート】土壌分析と顕微鏡が明かす、高山トマトのおいしさの秘密

【訪問レポート】土壌分析と顕微鏡が明かす、高山トマトのおいしさの秘密

 2025/07/25   

暑い日が続きますね。
金沢も34~35℃と寝苦しい夜となっています。

暑さに負けない体づくりのため、毎朝の散歩を日課にしている代表の澤本です。

さて、今回は弊社オリジナルの農業資材をご活用いただき、トマトを栽培されている高山市の農家様を訪問した際のレポートです。

土壌分析から始まった、おいしいトマト作りへの挑戦

こちらの農家様では、まず5月に土壌分析を行い、その結果に基づいて最適な資材を投入することからスタートしました。

ハウス内のトマト栽培の様子

訪問したのは、1段目の収穫が始まったばかりのタイミング。ハウスの中では、大玉トマトの「麗月」が元気に育っていました。

力強く実った麗月のアップ

トマト「麗月」の特徴

  • しっかりとした果肉:食べ応えがあります。
  • 追熟で甘みが増す:時間と共に酸味が抜け、味わいが深まります。
  • 丈夫で日持ちが良い:暑さや病気に強い品種です。

収穫時期によっても味わいが変化し、

  • 7月~8月は「さっぱり」とした味わい。
  • 9月~10月は味が濃くなり、糖度が少し上がります。
  • 11月は生産量が少なく霜に当たれば終了となっています。

葉の色と水やりの回数に表れた、資材投入の効果

訪問時のトマトは、葉の色が理想的な「淡緑色」を維持していました。これは重要なポイントで、葉の色が濃すぎる(濃緑色)のは窒素肥料が過剰なサイン。病害虫を呼び寄せたり、味にえぐみが出たりする原因になります。

また、驚いたのが水やりの頻度です。
弊社の資材を使っている圃場は「3日に1回の水やり」でもトマトは元気いっぱい。対して、他の圃場では毎日の水やりが欠かせないとのこと。

実際にトマトを試食された農家さんからも、「水持ちが良く、果肉がギュッと締まっていて美味しい」と嬉しい感想をいただきました。

おいしさの秘密を顕微鏡で覗いてみた

お土産にいただいたトマトを、早速オフィスで観察してみました。

スターマークのある完熟トマト
お尻の星のような模様「スターマーク」は、甘いトマトのサインです。
カットされたトマトの断面
言葉通り、果肉がギュッと詰まっています。

そして、いよいよ顕微鏡で細胞レベルまで拡大します。

光学顕微鏡100倍でのトマトの細胞
光学顕微鏡(100倍)
光学顕微鏡400倍でのトマトの細胞
光学顕微鏡(400倍)

農家さんが「水持ちが良い」と仰っていた通り、細胞一つひとつの境界がはっきりとしており、それぞれが独立している健康な状態であることが確認できました。

さらなる品質向上へ、改質水装置も導入

設置された改質水装置EIDDY300型

そして、さらなる挑戦として、弊社の改質水装置EIDDY(エイディー)も導入いただくことになりました。

細胞の活力をさらに引き出し、病気への抵抗力を高め、より味わい豊かなトマトになることが期待されます。

来月もまた、トマトの経過観察と水の分析に伺う予定です。今後の変化が、今からとても楽しみです。

澤本商事では、長年培ってきた排水処理の技術や水質分析の知見を、農業分野にも応用しています。
「土壌の栄養バランスが気になる」「水やりを効率化したい」「作物の品質をもう一段階アップさせたい」といったお悩みをお持ちの農家様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お声がけください。
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