暑い日が続きますね。
金沢も34~35℃と寝苦しい夜となっています。
暑さに負けない体づくりのため、毎朝の散歩を日課にしている代表の澤本です。
さて、今回は弊社オリジナルの農業資材をご活用いただき、トマトを栽培されている高山市の農家様を訪問した際のレポートです。
土壌分析から始まった、おいしいトマト作りへの挑戦
こちらの農家様では、まず5月に土壌分析を行い、その結果に基づいて最適な資材を投入することからスタートしました。

訪問したのは、1段目の収穫が始まったばかりのタイミング。ハウスの中では、大玉トマトの「麗月」が元気に育っていました。

トマト「麗月」の特徴
- しっかりとした果肉:食べ応えがあります。
- 追熟で甘みが増す:時間と共に酸味が抜け、味わいが深まります。
- 丈夫で日持ちが良い:暑さや病気に強い品種です。
収穫時期によっても味わいが変化し、
- 7月~8月は「さっぱり」とした味わい。
- 9月~10月は味が濃くなり、糖度が少し上がります。
- 11月は生産量が少なく霜に当たれば終了となっています。
葉の色と水やりの回数に表れた、資材投入の効果
訪問時のトマトは、葉の色が理想的な「淡緑色」を維持していました。これは重要なポイントで、葉の色が濃すぎる(濃緑色)のは窒素肥料が過剰なサイン。病害虫を呼び寄せたり、味にえぐみが出たりする原因になります。
また、驚いたのが水やりの頻度です。
弊社の資材を使っている圃場は「3日に1回の水やり」でもトマトは元気いっぱい。対して、他の圃場では毎日の水やりが欠かせないとのこと。
実際にトマトを試食された農家さんからも、「水持ちが良く、果肉がギュッと締まっていて美味しい」と嬉しい感想をいただきました。
おいしさの秘密を顕微鏡で覗いてみた
お土産にいただいたトマトを、早速オフィスで観察してみました。


そして、いよいよ顕微鏡で細胞レベルまで拡大します。


農家さんが「水持ちが良い」と仰っていた通り、細胞一つひとつの境界がはっきりとしており、それぞれが独立している健康な状態であることが確認できました。
さらなる品質向上へ、改質水装置も導入

そして、さらなる挑戦として、弊社の改質水装置EIDDY(エイディー)も導入いただくことになりました。
細胞の活力をさらに引き出し、病気への抵抗力を高め、より味わい豊かなトマトになることが期待されます。
来月もまた、トマトの経過観察と水の分析に伺う予定です。今後の変化が、今からとても楽しみです。
澤本商事では、長年培ってきた排水処理の技術や水質分析の知見を、農業分野にも応用しています。
「土壌の栄養バランスが気になる」「水やりを効率化したい」「作物の品質をもう一段階アップさせたい」といったお悩みをお持ちの農家様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お声がけください。
お客様の状況に合わせたご提案をさせていただきます。