2022/12/17日に投稿した泡対策の記事のその後です。
①ph
②油脂分解
③C/Nバランス調整
の対策を同時に行いました。

↓ ↓ ↓
改善前(2022/12/17)粘性:31.3CP、SV30 100%
改善後(2023/1/12)粘性:12.2CPへ低下、SV30 86%改善
油脂分が分解され、糸状菌、放線菌も減少し粘性が低下し沈降性が改善されました。
沈殿槽でのバルキングも未然に防ぐことが出来ました。
油脂分解剤で使用したのはSANA-油トールB。
澤本商事オリジナル特注品の、油脂分解の前処理剤です。
曝気槽のn-Hex減少の効果があります。
グリストラップから大規模排水処理場まで、対応可能です。

C/Nバランス調整に使用したのはSANA-N改1-SWです。
油脂や粘質が多い原水で曝気槽に粘性が発生したときや、BOD負荷が高い場合の栄養バランス調整剤です。

対策資剤の選定も澤本商事で行っています。
排水処理場の困りごとは待ったなし‼
すぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
曝気槽の泡
2022/12/17 澤本悟博
お客様から「曝気槽にムース状の泡が増加して困っている」
とご相談がありました。
早速排水処理の現場を観察。


顕微鏡を観察

やはりでした。
放線菌の繁殖が原因でした。

汚泥フロックも分散気味となり、
汚泥フロックにも放線菌が絡みついています。
放線菌は油分(動植物油)が多いときに発生します。
また放線菌がミコール酸(油脂分)を出しムース状の発泡となります。
沈殿槽の水面にも増加し透視度が悪くなります。
沈降性も悪化します。
弊社の対策は
ph
油脂分解
C/Nバランス調整
曝気槽内環境を変えるだけで放線菌は減少します。
当然泡も減少します。
他の微生物にも悪影響がある殺菌剤などは使用いたしません。
安全な方法で微生物・環境にも優しい対策を行います。
放線菌でお悩みの担当者の皆様ご連絡お待ちしています。