【北海道出張レポート】乳牛の健康は人体と同じ。排水処理の専門家が牧場の課題を読み解く

 2025/10/10   

こんにちは。澤本悟博です。先日、北海道別海町に出張で行ってまいりました。

北海道出張で利用した飛行機の搭乗券
北海道の中標津空港の外観

目的は以下の3点でした。

  • 改質水製造装置の設置について
  • 乳牛の健康について
  • 排水処理施設の改善提案

1. 改質水製造装置について

今回の訪問では、まず「改質水」について、どのような水なのか、どのような場面で使われるのが適切なのか、そして設置方法や管理方法等のご説明をいたしました。
「改質水」とは、水の分子集団を微細化することで、浸透性などを高めた特殊な水です。これを牛の飲み水や牛舎の洗浄などに活用することで、様々な改善が期待できます。

2. 乳牛の健康について

牧場の搾乳施設の内部
牛舎で餌を食べる牛たち

次に、牧場を訪問する際に特に注目するのが、主役である乳牛の健康状態です。なぜなら、牛たちのコンディションこそが、糞尿の質、ひいては排水処理や堆肥の品質に直結する、すべての「源流」だと考えているからです。

理想と考える、本当に健康な牛には、次のような特徴が表れます。

  • 乳牛の毛並みが良い。毛並みに艶がある。(糞などが肌に付かない)
  • 肌がピンク色である。
  • 誰が近づいても怯えない。

ほとんど人体と同じですね。
東洋医学的な視点で見ると、これらの特徴は内臓の健康状態と深く結びついています。

▼毛並みは肺、大腸に関わります。
毛並みが悪い(毛が弱くて、少ない、艶がない)場合は呼吸が浅く、大腸が冷えていると考えられます。

▼肌のピンク色は胃腸を顕します。
胃腸が弱いと肌色は灰色、黒色などになっていきます。熱を持っているときは赤色となります。

▼怯える行為は腎臓に関連しています。
腎臓が弱ってくると怯えたり、驚きが酷くなります。

パイプに繋がれ搾乳されている牛

北海道の牧場は放牧もされていてストレス緩和になっています。
ただし餌の問題があります。珪酸成分などはほとんど与えずに蛋白質神話が今でも当たり前です。

胃腸薬の成分は、ほとんどが珪酸マグネシウムです。つまり、珪酸成分を与えることは胃腸の調子を整えることに繋がります。
この点も、人体と変わりませんね。

3. 排水施設と堆肥施設の改善提案

最後に、排水施設だけではなく、そこから繋がる堆肥施設も含めた改善提案をいたしました。
牛が健康になり、糞尿の質が変われば、排水処理や堆肥化のプロセスも大きく変わります。

まとめ:トータルコーディネートが必要な時代

摩周湖を背景にした澤本商事とお客様の記念写真

牛の健康、餌や水、そして排水や堆肥の処理まで。部分的な対策ではなく、これら全てを一つの流れとして捉え、根本から改善していく「トータルコーディネート」が必要な時代となりました。

澤本商事では、このような包括的な視点でお客様の課題解決をサポートいたします。
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