8月に入り、厳しい暑さが続いていますね。
先日、小松市では40.3℃を記録したとか…。皆様も熱中症には十分お気をつけください。
暑い中でも元気に現場へ向かう、代表の澤本です。
8月3日、前回に引き続き、高山市丹生川町のトマト農家様を訪問しました。
今回の訪問目的は、以下の2点です。
- 改質水装置「Eiddy」稼働後の水質分析
- SANA資材を使用したトマトの生育観察(続報)
改質水装置「Eiddy」導入後の水質変化
前回の訪問で設置した改質水装置「Eiddy」が本格稼働を開始しました。
早速、原水である井戸水と、装置を通過した後の「改質水」の水質を比較分析しました。

現地での水質検査データ
項目 | pH | DO(溶存酸素量) | ORP(酸化還元電位) |
---|---|---|---|
原水(井戸水) | 8.1 | 2.9 ppm | 175 mv |
改質水 | 7.8 | 3.8 ppm | 238 mv |
注目すべきは、DO(溶存酸素量)とORP(酸化還元電位)の上昇です。
原水の井戸水からはアンモニア態窒素が検出されていたため、浄化のためには適度な酸化が必要な状態でした。改質水にすることで酸素量が増え、酸化が進んでいる(ORPが高くなっている)ことが数値で確認でき、これは植物の根にとって非常に良い状態と言えます。
また、水滴を乾燥させてミネラルの分散状態を比較したところ、改質水の方がミネラルが微細化され、植物が吸収しやすい状態になっていることも分かりました。


SANA資材の有無によるトマトの生育比較
次に、SANA資材を使用しているトマトと、使用していないトマトの生育状況を比較観察しました。
- 資材使用トマト
- 葉の色が健康な淡い緑色で、節間(節と節の間隔)が短い。病気の発生もなく、水やりは2日に1回で済んでいる。
- 資材未使用トマト
- 葉の色が濃い緑色で、節間が長く徒長(間延び)気味。一部病気が発生しており、水やりは1日に2回必要。芋虫の発生も見られた。
※「節間が短い」とは、植物が健康で、栄養バランスが良く、光合成が活発な証拠です。



まとめ
SANA資材と改質水の導入により、水質・土壌ともに良い結果が出ており、トマトの生育は順調に進んでいます。
今後は、収穫量や味、トマトの細胞にどのような変化が現れるか、引き続き観察を続けてまいります。