ブログ

【訪問レポート第2弾】改質水で水質はどう変わる?高山トマトの生育比較と水質分析

【訪問レポート第2弾】改質水で水質はどう変わる?高山トマトの生育比較と水質分析

 2025/08/06   

8月に入り、厳しい暑さが続いていますね。
先日、小松市では40.3℃を記録したとか…。皆様も熱中症には十分お気をつけください。
暑い中でも元気に現場へ向かう、代表の澤本です。

8月3日、前回に引き続き、高山市丹生川町のトマト農家様を訪問しました。
今回の訪問目的は、以下の2点です。

  • 改質水装置「Eiddy」稼働後の水質分析
  • SANA資材を使用したトマトの生育観察(続報)

改質水装置「Eiddy」導入後の水質変化

前回の訪問で設置した改質水装置「Eiddy」が本格稼働を開始しました。
早速、原水である井戸水と、装置を通過した後の「改質水」の水質を比較分析しました。

現地での水質検査の様子
井戸水:水滴の縁にミネラルが固まって残る

現地での水質検査データ

項目 pH DO(溶存酸素量) ORP(酸化還元電位)
原水(井戸水) 8.1 2.9 ppm 175 mv
改質水 7.8 3.8 ppm 238 mv

注目すべきは、DO(溶存酸素量)とORP(酸化還元電位)の上昇です。
原水の井戸水からはアンモニア態窒素が検出されていたため、浄化のためには適度な酸化が必要な状態でした。改質水にすることで酸素量が増え、酸化が進んでいる(ORPが高くなっている)ことが数値で確認でき、これは植物の根にとって非常に良い状態と言えます。

また、水滴を乾燥させてミネラルの分散状態を比較したところ、改質水の方がミネラルが微細化され、植物が吸収しやすい状態になっていることも分かりました。

井戸水の水滴を乾燥させた様子
改質水:ミネラルが全体に細かく分散している
改質水の水滴を乾燥させた様子

SANA資材の有無によるトマトの生育比較

次に、SANA資材を使用しているトマトと、使用していないトマトの生育状況を比較観察しました。

資材使用トマト
葉の色が健康な淡い緑色で、節間(節と節の間隔)が短い。病気の発生もなく、水やりは2日に1回で済んでいる。
資材未使用トマト
葉の色が濃い緑色で、節間が長く徒長(間延び)気味。一部病気が発生しており、水やりは1日に2回必要。芋虫の発生も見られた。

※「節間が短い」とは、植物が健康で、栄養バランスが良く、光合成が活発な証拠です。

SANA資材を使用したトマト
資材使用トマト:節間が短く、葉の色も良い状態
SANA資材を使用していないトマト
資材未使用トマト:節間が長く、葉の色も濃い
資材使用・不使用のトマトの比較
一目で生育の違いが分かります

まとめ

SANA資材と改質水の導入により、水質・土壌ともに良い結果が出ており、トマトの生育は順調に進んでいます。
今後は、収穫量や味、トマトの細胞にどのような変化が現れるか、引き続き観察を続けてまいります。

処理水の悪化、油脂処理、臭気処理などお問い合わせ現地調査・ラボテストレポート&資材ご提案まで無料

澤本商事はここまで
最短当日かつ無料
承ります!

お気軽にご相談ください

お急ぎの方はお電話ください

076-252-5507

(平日受付9:00-18:00)

お困りごと相談窓口

お問い合わせ

24時間受付中!