日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

曝気槽

排水処理の対策には車で移動

 2025/06/04   

おはようございます。代表の澤本悟博です。

新車に乗って掛川に向かっています。本日は調整槽新設工事の配筋検査日です。

原状の曝気槽、微生物状態も確認するため顕微鏡、分析機器も必要となるため車で移動となります。年間4~5万kmの走行距離となっています。

排水処理現場対応が出来るように常に分析機器、顕微鏡を用意して全国各地を回っていますので、お困りのお客様は下記よりお問い合わせください。

臭気対策、沈降不良対策、泡対策、油脂分解対策、汚泥削減対策等行っています。

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【お得なお知らせ】油脂分解剤「SANA-油トールB」ドラム缶購入で特別価格!

 2025/05/15   

おはようございます。 澤本商事の澤本享宏です。

金沢は爽やかな五月晴れの日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、以前こちらの記事でもご紹介させていただいた油脂分解剤「SANA-油トールB」。

本日は、この「SANA-油トールB」に関する大変お得なお知らせです!

油トールBはドラム缶でのご購入が断然お得!

「SANA-油トールB」をドラム缶(例:200L)でご使用いただく場合、通常でのご購入よりも特別価格にてご提供させていただきます。

こんなお客様に特におすすめです!

  • 排水中の油脂分が非常に多い
  • 1日に多くの量の薬剤を使用する
  • コストを抑えつつ、安定して薬剤を確保したい

上記のようなお客様には、ドラム缶でのご購入がコストメリットも大きく、非常におすすめです。
現在お付き合いのあるお客様でも、実際にドラム缶でご使用いただいているところが複数ございます。

実用例:ドラム缶からの直接点滴も可能

ドラム缶をご利用いただくことで、ドラム缶の上に定量ポンプを設置し、曝気槽や調整槽へ直接、連続的に薬剤を点滴注入することも可能です。これにより、手間を削減しつつ、安定した薬剤供給が実現できます。

その油トラブル、放置していませんか?
~よくあるお悩みとリスク~

  • 製造トラブルで突発的に高濃度の排水が出た!
  • 調整槽に油が浮いて処理が不安定…
  • オイルボールが発生して困っている

このような排水処理場における油関連のトラブルは、まさに待ったなしです。
放置しておくと、処理機能の低下はもちろんのこと、最悪の場合、処理場全体の機能停止や、規制されている放流水の基準値を超過してしまうといった、深刻な事態を招きかねません。

専門家による無料診断で、最適な解決策を!

澤本商事では、お客様の排水処理のお悩みを解決するため、専門スタッフが迅速に対応いたします。

現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料で実施し、お客様の状況(排水量、油分濃度、既存設備の状況など)を正確に把握した上で、最適な薬剤の選定、使用方法、そして今回ご案内したようなお得なご購入プランも含めてご提案させていただきます。

SANA-油トールB」のドラム缶での特別価格にご興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。もちろん、油トラブル全般に関するご相談も大歓迎です。

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排水処理場の「油脂処理チェックポイント3選」をご紹介

 2025/03/27   

こんにちは。澤本商事の澤本剛希です。
気温も暖かくなり、春を感じられる季節になってきましたね。気温上昇に伴い、花粉や黄砂も多くなってきましたので、皆様体調には気を付けてお過ごしください。

さて本日は、本題にもある通り、排水処理場の「油脂処理チェックポイント3選」をご紹介したいと思います。
これまで、様々なお客様の排水処理場を見てきたわけですが、やはり油の分解にはどの処理場も困っているご様子です。
今回は、これに当てはまったら即対策!といった、現場での簡易的なチェックポイントをまとめましたので参考にして頂ければと思います。

チェックポイント1「曝気槽に泡が出ている」
曝気槽の泡
曝気槽にこのような泡が出ているときは、対策が必要です!
油分が多い泡はなかなか消えず、槽内環境を悪化させます。

チェックポイント2「オイルボール(油の塊)が発生している」
オイルボール(油の塊)
オイルボールが出ていると対策が必要です!
原水成分で油が多いと、このように白いつぶつぶのオイルボールが調整槽で発生し、その後の曝気槽で分解できず、槽内環境を悪化させます。

チェックポイント3「沈殿槽センターウェルで泡が発生している」
沈殿槽センターウェルの泡
沈殿槽のセンターウェルに曝気槽のような泡がたまっている場合も即対策が必要です!
処理できずに油が残っている指標になります!

以上が、主な油脂処理の「チェックポイント3選」となります。
このようなことが起こっている場合はすぐに対策が必要です。

「チェックポイント3選」のようなことが起きたときに登場するのが、弊社取扱いの資剤油脂分解剤「油トールB-SW」・栄養剤の「SANA-SI-C1-SW」・栄養剤「SANA-N改1-SW」です。

<油トールB-SW>
油トールB-SW

<SANA-NSi-C1-SW>
SANA-NSi-C1-SW-SW

<SANA-N改1-SW>
SANA-N改1-SW

こちらを実際に投入し、弊社ノウハウをもとに施設運用した時の改善事例は以下のとおりです。

1.曝気槽の泡改善事例

2.オイルボール改善事例

3.沈殿槽の泡改善事例

このように、しっかりと対策を行った結果、大幅な改善をすることが出来ました。

弊社取扱い資剤を適正量使用し、それに合わせた施設運用を行っていけば、槽内の油脂分解を促し、それに伴い生物活性・バルキング対策に繋げることが出来ます。
また、油が多い排水処理現場では臭気が発生します。油を分解することで、臭気発生を事前に防ぐことにも貢献します。
上記の「チェックポイント3選」は、これはなんなんだろう!?と思ったときに少しでも参考になれば!という思いで記載しています。
次回もまた排水処理に係る油とは別の「チェックポイント3選」でお会いしましょう!!



排水処理場の困りごとは待ったなしです!
すぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテスト、資剤選定までを無料でさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
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曝気槽で活躍する微生物とは?その種類と活動についてPart-2

 2025/02/17   

みなさん、こんにちは。代表の澤本悟博です。
先週の金沢は、積雪で(3日間で40cm)、久しぶりに除雪車が活躍してくれました。
人力で行うよりも3倍は早いです。
会社にとっては必要なアイテムとなりました。

さて、今回は2025年1月14日の記事「曝気槽で活躍する微生物とは?その種類と活動について」の続きです。
Part-2として、微生物の動画を載せていきます。

 

◎ボルティセラ



分類:原生動物 繊毛虫類 縁毛目
形態:釣鐘形(ツリガネムシとも呼ばれます)
大きさ:35~120㎛程度

尾部にミオネーム(筋糸)入りの柄を持ち、基質に固着して生活します。
数が多い場合は空気量が豊富で活性汚泥が良好な時に出現します。
そんな時は透視度もよく、処理水質も良好となります。

お客様からも「ボルティセラが出現すると調子がいいよ!」と言われますが、実は下記のような場合があります。

数が少なく糸状菌と一緒に出現する。
それは、有機体窒素源が不足している時です!
フロックも解体気味で、空気量も不足気味な時となります。
まずできることは、㏗、SV30、粘性、汚泥界面などの確認です。
汚泥界面が高い場合には栄養剤の増量が必要になる場合があります。

また、沈殿槽が透き通るように透明の場合は危険です!(覚えておいて損はない)

それはなぜか?

糸状菌による沈殿槽でのろ過性能が増し、透明になっているのです。
そんな場合は曝気槽の汚泥の色も白っぽい場合があります。

汚泥の色が映って水面が透明に見えるのです。

「昨日までは汚泥界面も低く、透視度もよかったのに、朝来たらバルキング⁉

そう、糸状菌バルキングです😢

糸状菌のことは今まで何度も載せていますのでこちらの記事を参考にしてください。

油脂分解・バルキング対策・臭気対策

通常良好生物と言われている「ボルティセラ」ですが、実は糸状菌と仲が良く、管理者の判断を混乱させる場合があります。

顕微鏡の観方からアドバイスいたします。
バルキング対策でお困りの方は以下からお問い合わせください。
敏速に対応いたします。

よくあるバルキングの原因と対策事例はこちら

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排水処理での消泡剤はシリコン系よりアルコール系がおすすめ

 2025/01/16   

こんにちは。澤本享宏です。
年始に風邪をひきダウンしていました。
現在インフルが猛威をふるっているので、みなさまもどうかお気を付けください。

さて、本日は排水処理施設で使用する際におすすめの消泡剤についてです。
題名にもありますが、使用するおすすめの消泡剤はズバリ、アルコール系です。

なぜアルコール系なのか説明していきます。

そもそも消泡剤の系統は大きく2つ。「シリコン系」と「アルコール系」です。

その2つの比較は以下の通りです。
 

シリコン系 アルコール系
特徴
  • ㏗が低いところで効果あり
  • 持続時間が短い
  • 原液での使用
  • ㏗が低くても高くても効果あり
  • 持続時間が長い
  • 希釈して使用

 
排水処理では㏗が高いところが多いため、シリコン系だとほぼ効果が見られません。

以下が2つを比較した動画です。

シリコン系原液を投入して10分後。

 

アルコール系を投入して2-3分後。
 
このようにシリコン系では排水処理の曝気槽の泡が消えません。
しかし、アルコール系ではしっかり消えてくれます。
曝気槽の表面が埋まるほどの泡があると、酸素の取込が悪くなり好気性生物の発生減少。⇒処理性の低下につながります。
そのため泡の対策は必須です。

では次に泡の種類はどれ?という疑問もわいてくると思います。
それは弊社の過去の記事「曝気槽の泡対策の改善効果と効果的だった資材」をご覧ください。

弊社はすぐに駆けつけ、現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料でさせていただきます。

泡の問題でお困りのお客様いらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

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