日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

油トール

【お得なお知らせ】油脂分解剤「SANA-油トールB」ドラム缶購入で特別価格!

 2025/05/15   

おはようございます。 澤本商事の澤本享宏です。

金沢は爽やかな五月晴れの日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、以前こちらの記事でもご紹介させていただいた油脂分解剤「SANA-油トールB」。

本日は、この「SANA-油トールB」に関する大変お得なお知らせです!

油トールBはドラム缶でのご購入が断然お得!

「SANA-油トールB」をドラム缶(例:200L)でご使用いただく場合、通常でのご購入よりも特別価格にてご提供させていただきます。

こんなお客様に特におすすめです!

  • 排水中の油脂分が非常に多い
  • 1日に多くの量の薬剤を使用する
  • コストを抑えつつ、安定して薬剤を確保したい

上記のようなお客様には、ドラム缶でのご購入がコストメリットも大きく、非常におすすめです。
現在お付き合いのあるお客様でも、実際にドラム缶でご使用いただいているところが複数ございます。

実用例:ドラム缶からの直接点滴も可能

ドラム缶をご利用いただくことで、ドラム缶の上に定量ポンプを設置し、曝気槽や調整槽へ直接、連続的に薬剤を点滴注入することも可能です。これにより、手間を削減しつつ、安定した薬剤供給が実現できます。

その油トラブル、放置していませんか?
~よくあるお悩みとリスク~

  • 製造トラブルで突発的に高濃度の排水が出た!
  • 調整槽に油が浮いて処理が不安定…
  • オイルボールが発生して困っている

このような排水処理場における油関連のトラブルは、まさに待ったなしです。
放置しておくと、処理機能の低下はもちろんのこと、最悪の場合、処理場全体の機能停止や、規制されている放流水の基準値を超過してしまうといった、深刻な事態を招きかねません。

専門家による無料診断で、最適な解決策を!

澤本商事では、お客様の排水処理のお悩みを解決するため、専門スタッフが迅速に対応いたします。

現場調査、水質検査、ラボテストまでを無料で実施し、お客様の状況(排水量、油分濃度、既存設備の状況など)を正確に把握した上で、最適な薬剤の選定、使用方法、そして今回ご案内したようなお得なご購入プランも含めてご提案させていただきます。

SANA-油トールB」のドラム缶での特別価格にご興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。もちろん、油トラブル全般に関するご相談も大歓迎です。

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調整槽のオイルボールに「SANA-油トールB」で4日間で消滅!

 2025/05/09   

こんにちは。
澤本商事の澤本享宏です。

金沢は5月に入り、ようやく暑くなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日お客様から「製造トラブルで油分の高い排水が大量に流入してしまった」と緊急のご連絡をいただきました。

すぐに現場に駆け付けてみると、そこには白い塊、いわゆる「オイルボール」が調整槽に多数発生している状態でした。

調整槽のオイルボール① 

調整槽のオイルボール②(すくったもの)

写真からもお分かりいただけるように、油分濃度が非常に高い排水が相当量流入したことが明らかでした。このままでは生物処理に大きな負荷がかかり、処理機能全体が停止してしまう可能性もある危険な状態です。

オイルボール対策の切り札!
油脂分解剤「SANA-油トールB」を投入

このオイルボールの処理のために、弊社の油脂分解材のSANA-油トールBを使用して分解処理を行いました。

SANA-油トールB

わずか4日間でオイルボール消滅!処理も安定化

調整槽の様子

SANA-油トールB」は、排水中の油脂分を効率的に分解し、ノルマルヘキサン抽出物質(油分の指標)を低減させる効果があります。

その結果、投入後わずか約4日間で、調整槽内にあれほど大量に発生していたオイルボールは、すっかり消滅しました
オイルボールがなくなったことで、生物処理への負荷が軽減され、微生物の活動(生物相)も改善。排水処理全体が安定化へと向かいました。
改めて、油脂分解における「SANA-油トールB」の即効性と効果の高さを実感する結果となりました。

排水処理の「困った!」は澤本商事へご相談ください

  • 製造トラブルで突発的に高濃度の排水が出た!
  • 調整槽に油が浮いて処理が不安定
  • オイルボールが発生して困っている

このような排水処理場の油トラブルは、まさに待ったなしです!
放置しておくと、処理機能の低下だけでなく、最悪の場合、処理場全体の機能停止や、放流基準値の超過といった深刻な事態を招きかねません。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

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排水処理で起こる【バルキングチェックポイント3選】のご紹介

 2025/04/01   

こんにちは。澤本享宏です。
気温の上昇に伴い、微生物の活性も高まり、排水処理が安定してくる季節となりました。

本日は【バルキングのチェックポイント3選】をご紹介いたします。

さまざまなお客様のもとへ伺っていますが、お困りごとの中でもバルキングの発生割合が高いです。
バルキングとは、排水処理において活性汚泥の沈降性が悪化し、沈殿槽で固液分離が十分に進まない状態を指します。

今回は、これに当てはまれば即対策が必要!という現場でのチェックポイントを記載します。参考にしていただければ幸いです。

バルキングの種類などはこちらの記事をご覧ください。
バルキングとは?(数値化で対策・タイプ別バルキング改善方法)

チェックポイント1汚泥界面が1mを切った時

汚泥界面
※この写真はちょうど汚泥界面1m

汚泥界面:沈殿槽で水と汚泥が分離する境界面のこと。つまり、処理された汚泥が水面から何m下にあるかを示します。

上記のように、汚泥が水面近くまで上昇している場合は、越流の危険信号です。即対策が必要です。

チェックポイント2SV30が90~100%の場合

SV30が90~100%の場合

SV30:曝気槽の最終槽の汚泥をシリンダーに入れ、30分後にどこまで沈降するかを調べる指標。

※SVは Sludge Volume(スラッジ・ボリューム) の略で、スラッジ=汚泥(微生物の塊)を意味します。

SV30で沈降しない場合、有機物の分解が遅れており、沈殿槽でも沈降不良を引き起こす可能性があります。

チェックポイント3汚泥の粘性がトロトロで、粘度の数値が20以上

汚泥の粘度の数値が20以上
※写真の粘度は90です。

粘度が高いと、曝気槽の汚泥がチョコレートのように粘度を持ちます。採水してみるとトロトロの状態です。写真でも、なんとなくトロみとテカリがあるのがわかると思います。

粘性は、MLSSが高いときや油脂分解が遅れているときに上昇します。粘性が高いと、①や②の沈降性にも影響を及ぼします。

以上がバルキングチェックポイント3選になります。

このような状況が発生している場合は、すぐに対策が必要です。

今回ご紹介したお客様は、 油脂分解の遅れ難分解性物質の流入 が原因でした。そのため、弊社取扱いの 油脂分解剤「油トールB-SW」 と 栄養剤「SANA-N改1-SW」 を使用しました。

油トールB-SW

油トールB-SW<

SANA-N改1-SW

SANA-N改1-SW
 

これらの資材を適切に投入し、弊社のノウハウに基づいて施設運用を行った結果、以下のような改善が見られました。

改善点1汚泥界面の改善

汚泥界面の改善
汚泥界面 1m ⇒ 2.2mまで沈降

 

改善点2SV30の改善

SV30の改善
SV30 100% ⇒ 41%まで改善

 

改善点3粘性の改善

粘性改善
粘度 90 ⇒ 15まで改善

このように、適切な対策を講じることで、大幅な改善が可能です。

弊社取扱いの資材を適正量使用し、それに合わせた施設運用を行うことで、槽内の油脂分解を促し、生物活性を向上させ、バルキングの対策につなげることができます。

「チェックポイント3選」は、「これはなんだろう?」と思ったときに少しでも参考になれば、という思いでご紹介しました。

では次回のチェックポイント3選でお会いしましょう。

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よくあるバルキングの原因と対策事例はこちら

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排水処理場の「油脂処理チェックポイント3選」をご紹介

 2025/03/27   

こんにちは。澤本商事の澤本剛希です。
気温も暖かくなり、春を感じられる季節になってきましたね。気温上昇に伴い、花粉や黄砂も多くなってきましたので、皆様体調には気を付けてお過ごしください。

さて本日は、本題にもある通り、排水処理場の「油脂処理チェックポイント3選」をご紹介したいと思います。
これまで、様々なお客様の排水処理場を見てきたわけですが、やはり油の分解にはどの処理場も困っているご様子です。
今回は、これに当てはまったら即対策!といった、現場での簡易的なチェックポイントをまとめましたので参考にして頂ければと思います。

チェックポイント1「曝気槽に泡が出ている」
曝気槽の泡
曝気槽にこのような泡が出ているときは、対策が必要です!
油分が多い泡はなかなか消えず、槽内環境を悪化させます。

チェックポイント2「オイルボール(油の塊)が発生している」
オイルボール(油の塊)
オイルボールが出ていると対策が必要です!
原水成分で油が多いと、このように白いつぶつぶのオイルボールが調整槽で発生し、その後の曝気槽で分解できず、槽内環境を悪化させます。

チェックポイント3「沈殿槽センターウェルで泡が発生している」
沈殿槽センターウェルの泡
沈殿槽のセンターウェルに曝気槽のような泡がたまっている場合も即対策が必要です!
処理できずに油が残っている指標になります!

以上が、主な油脂処理の「チェックポイント3選」となります。
このようなことが起こっている場合はすぐに対策が必要です。

「チェックポイント3選」のようなことが起きたときに登場するのが、弊社取扱いの資剤油脂分解剤「油トールB-SW」・栄養剤の「SANA-SI-C1-SW」・栄養剤「SANA-N改1-SW」です。

<油トールB-SW>
油トールB-SW

<SANA-NSi-C1-SW>
SANA-NSi-C1-SW-SW

<SANA-N改1-SW>
SANA-N改1-SW

こちらを実際に投入し、弊社ノウハウをもとに施設運用した時の改善事例は以下のとおりです。

1.曝気槽の泡改善事例

2.オイルボール改善事例

3.沈殿槽の泡改善事例

このように、しっかりと対策を行った結果、大幅な改善をすることが出来ました。

弊社取扱い資剤を適正量使用し、それに合わせた施設運用を行っていけば、槽内の油脂分解を促し、それに伴い生物活性・バルキング対策に繋げることが出来ます。
また、油が多い排水処理現場では臭気が発生します。油を分解することで、臭気発生を事前に防ぐことにも貢献します。
上記の「チェックポイント3選」は、これはなんなんだろう!?と思ったときに少しでも参考になれば!という思いで記載しています。
次回もまた排水処理に係る油とは別の「チェックポイント3選」でお会いしましょう!!



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油脂分解・バルキング対策・臭気対策

 2024/10/15   

さわやかな秋晴れの日が続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?

営業担当の澤本剛希です。
今回は、ある食品会社様で試験的に油脂分解剤を入れた際の効果について、お話していこうと思います。

他工場で弊社の油脂分解剤である「油トールB」を投入し、効果を得られたことがきっかけで、現工場でも試してみたいとのお話がありました。
「油トールB」投入前は、他社の油脂分解剤をある程度の期間入れていましたが、一定ラインからは糸状菌・放線菌が減らず、曝気槽でも泡が残っていました。


油の泡


油の泡


糸状菌


放線菌

↑投入前の曝気槽写真と顕微鏡写真
曝気槽に泡が多く、糸状菌・放線菌が発生しています。

資剤試験終了後、「油トールB」の添加を初めて、約1か月間で糸状菌・放線菌が激減し、曝気槽の泡もほぼ無くなりました。


泡は減少しました。


泡はほぼ消えています。


槽内状況が改善し、フロックが出来ています。


好気性の微生物が発生しています。

↑投入後の曝気槽写真と顕微鏡写真
曝気槽の泡は減少し、糸状菌・放線菌は大幅に減少しています。また、好気性の微生物が発生しており、生物活性も見られます。

上記のように、弊社「油トールB」を適正量使用して頂ければ、槽内の油脂分解を促し、それに伴い生物活性・バルキング対策に繋げることが出来ます。
また、油が多い排水処理現場では臭気が発生します。油を分解することで、臭気発生を事前に防ぐことにも貢献します。

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