日々の研究や水処理のアレコレなどを綴ります

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pHの世界

 2024/09/30   

こんにちは! 分析・研究担当の能登です。
突然ですが、あなたはpHのこと、どのくらい知っていますか?
pHが酸性・アルカリ性の指標であることはご存じの方が多いと思いますが、その値の意味や定義、酸度やアルカリ度との違いは?そもそも酸とは?アルカリとは?など突っ込んだお話になるとちょっと自信がない…という方も以外と多いのではないでしょうか?
そこで今後、本ブログにてpHの基礎や雑学などを少しずつ短い記事にして連載していきたいと考えています。
水質分析の基本中の基本でありながらも実は非常に奥が深いpHの世界をいっしょに解き明かしていきましょう!

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夏場の臭気対策

 2024/09/17   

9月も中頃ですがまだ暑い日が続きます。

金沢でも日中は33~34℃と真夏並みです。

 

社長の澤本悟博です。

今回は夏場の臭気対策について記載いたします。

夏場は水温が上昇することで酸素溶解効率が低下し、酸素不足となります。

好気性微生物の活性が弱くなり分解が遅れてしまい臭気が発生します。

特に油分が多い排水では臭気が発生します。

硫化水素が多く玉ねぎの腐った臭いとなります。

黒くなった曝気槽

 

食肉排水で酸素不足で曝気槽が黒くなり臭気が発生。

対策資剤は

曝気槽に粉体の脱臭剤SANA-Sを投入いたしました。

曝気槽容積に対して初期投入は5~10ppmの投入量で、

その後は2~3ppmの投入量となりました。

粉体なので5~10分程度で解け臭気が減少します。

朝、昼、夕と投入してもらい臭気対策を行ってくださいました。

硫化水素はカラダにも有害で、目の粘膜、皮膚、などにも影響が出ます。

排水処理担当の方も気を付けて下さい。

 

今年も酷暑のため臭気でお困りのお客様が多く、

曝気槽にはSANA-S

調整槽には液体脱臭剤β-03、スメロンラックDL-N

等で対応いたしました。

臭気対策は以下をご参考されてお問い合わせください。

し尿処理施設の臭気・悪臭対策

 

 

 

 

 

 

 

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脱水機いらず!弊社独自の「天城抗火石散水ろ床方式」

 2024/08/30   

こんにちは。澤本享宏です。

先日、設計部の野崎が排水処理施設散水槽の昇降を楽にしたい」との要望を受け、現地調査に伺いました。
(その時の様子は「排水処理施設の散水槽の昇降を安全かつ容易にする計画」の記事をご覧ください。)

実はこの会社さんに弊社の「天城抗火石散水ろ床方式」を導入していただきました。

この会社様は下水放流で、入れさせていただいた散水ろ床方式の主なフローとしては、
原水槽 → 調整槽 → 散水ろ床槽 → 処理槽、という流れになっています。


排水処理施設全体


散水ろ床槽の様子


左が原水で、右が処理水


処理槽

弊社独自のプラント「天城抗火石散水ろ床方式」を導入して頂くと、下水放流の場合、沈殿槽と脱水機を設置しなくても処理が可能です。
なぜ脱水機が設置しなくてもよいのか。その理由は、、お問い合わせください。
また「天城抗火石散水ろ床」は、環境省のETV事業で環境技術として実証されており、環境面や安全面に配慮されたプラントシステムです。

ETV事業についてはこちら

導入していただいたお客様から一番寄せられるお声が、
・現行設備に追加でき、導入前よりも処理能力が上がった
・イニシャルコストを低く導入できた
・ランニングコストが下がった(汚泥処分費、薬剤費、人件費)

の3点でした。

年々汚泥の産廃費用が上がっている状況から、負荷が上がり現状の排水処理施設では対応できない、との声もお聞きします。

このような排水処理施設に関することや、そもそも「天城抗火石散水ろ床」に興味ある方も一度お問い合わせください。

「天城抗火石高速散水ろ床法」詳細はこちら

弊社では電話でのご相談(無料)や、速やかに現場に駆けつけての調査(無料)、汚泥を採取し分析・テスト(無料)など、スピード解決のためのサービスの一部を無料で提供していますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

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熱田神宮参拝と大太刀の魅力

 2024/08/20   

社長の澤本悟博です。
お盆休みも終わり仕事が始まりましたが、暑さは変わらず続いていますね。
本日は仕事には関係のない記事をお送りします。

7月13日~14日、名古屋に行ってまいりました。
次男家族とあるイベントを観覧し、14日に熱田神宮へ参拝をさせてもらいました。

熱田神宮 西

熱田神宮といえば、三種の神器の1つ「草薙の剣」が安置されています。
せっかくなので刀剣博物館を見学。
名刀ぞろいで、短刀から太刀まで、いにしえの技が集結していました。
圧巻なのは大太刀です。

大太刀 銘末之青江(太郎太刀)
刃長221.5cm / 反り3.4cm / 全長303cm / 拵え総長340cm / 刀身 約6kg(拵え含む 約10kg)

いざ、力試し!

重たい・・・!!!

こんな大太刀、どうやって振り回していたのだろうか?
2m近くの大男の刀だったようですが、馬上でこの長さ、この重さの刀を振り回すなんて尋常ではないですね。
多分、腕だけの力ではなく體全体でさばいていたのではないかと推測しています。

歴史が好きで、古墳、遺跡、巨石群などを探索し驚くことが多いのですが、古代では、水、土地、空気などの場のエネルギーが影響し、人體の「チカラ」を発揮することが出来ていたのでは、と思いを馳せるばかりです。

現在の地球環境は、水、土地、空気など汚染されています。
そのため人體も含めた生物の「チカラ」が弱くなっているのかもしれません。

弊社は、水の浄化を通して、秘めたる「チカラ」を発現できるよう邁進いたします。
その歩みが、お客様の困りごとを解決し、自然の良き循環につながるよう、全力で取り組んでまいります。

排水処理施設の散水槽の昇降を安全かつ容易にする計画

 2024/07/09   

こんにちは。野崎徹です。
先日、「排水処理施設散水槽の昇降を楽にしたい」との要望があり、現地調査に伺いました。
この処理施設は完成から10年程度で、日頃から丁寧な維持管理をされているようで整然としてました。

この安全柵付タラップ使っての昇降では、作業される方の負担が大きいということで、階段を設けて昇降を容易にする計画をしてみます。


階段設置方法を考えながら計っていきます。
特に機器類配管類は思わぬ干渉をすることがあるので、注意して記録していきます。
タラップの上にも昇って、レーザー測定器で高さを確認します。
一通り計測し終えた時には、おおよその計画案が頭の中でできあがりました。
その計画案を、パソコンで図面化してみようと思います。

今回は計画図作成のためなので一人で測定しましたが、施工前には複数人でもっと精度の高い測量を行っています。

お客様の施設環境がより良くなるよう、最適なご提案をしてまいります。

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