活性汚泥菌優位の環境をつくり
沈降性悪化を解消。
キャリーオーバーも防ぎます。
工場の排水処理、
「バルキング現象」で
お困りではありませんか?
なぜバルキングは起こるのか?
バルキングとは、活性汚泥の沈降性が著しく悪化する現象のことです。その原因は様々ですが、よくあるバルキング現象の原因と対策事例をご紹介します。
よくあるバルキング現象の原因と対策事例
原因粘性バルキング
ペクチン質、ゼラチン質、増粘多糖類などが未分解の状態で粘性物質に変化し、曝気槽水の粘度が著しく増加した結果、汚泥がバルキング状態になります。
空気を送っても酸素の取り込みが低下し、DO不足、pH低下が起こり活性汚泥菌のフロックは分散しキャリーオーバーを起こしてしまいます。
また、糸状性細菌が大量発生した結果、糸状性細菌が粘性物質を出し、粘性バルキングを引き起こします。
通常粘度は6〜10CP以内での管理が望ましいのですが、15CP以上となると極端に沈降性が不良化します。


サナ資剤の中でも、粘性低下のための特殊栄養剤を使用することと、送り込み空気量の調整がポイントになるので、現場を観察した上で適正な資剤等をご提案いたします。
原因負荷変動によるバルキング
一過性の急激な負荷により、汚泥がキャリーオーバーの状態になることがあります。pH 、高濃度流入、水量変動、毒劇物などの流入などが原因に挙げられます。

キャリーオーバーの原因を特定し、各所の過不足を調整します。容積不足であれば、設備増強などのご提案もいたします。
排水処理場のバルキング解決事例
お困りごと放線菌・糸状菌の増加による沈降性悪化を解決したい(グミ、飴、菓子製造工場)
①難分解性成分が多い

②BOD源(糖分)の負荷が高い

フロックの栄養源となるべき糖分が糸状菌により消費されてしまうことで糸状菌が更に増殖し、フロック分散に繋がる


果樹系のペクチン等が多くなると、放線菌・糸状菌が増加し、活性汚泥菌は活性度をなくし、細かく解体する。
※特に冬場は水温や気温が下がりペクチンは固まりやすくなり分解が遅れてしまう。

微生物の呼吸困難による問題点
- フロックの解体
- 粘性の増加による沈降性悪化
- 糸状菌、放線菌の増加により沈降性悪化
- 脱水の含水率悪化
- 処理性の悪化
- 汚泥の増加
対策
適切な資材を投入し、バルキングが劇的に改善
投入前

フロックが細かく活性度が弱く糸状菌の活性が強い

シーエリアに切れたものが非常に多い
透視度を悪くしている

フロックが細かく活性度が弱い

強い糸状菌が多い
投入後
良好時の原性動物出現

大きく新しい汚泥

糸状菌がフロックに取り込まれている

新しい出来かけのフロック
測定結果
| pH | NH4-N | N02-N | N-03N | M-AL | 粘度 | 透視度 | COD | SV30 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 投入前 | 7 | 6mg/L | 1mg/L | 45mg/L | 100mg/L | 20cp | 6cm | 100mg/L | 99% |
| 投入後 (15日後) |
7.5 | 1mg/L | 0.3mg/L | 2mg/L | 280mg/L | 8cp | 30cm以上 | 20mg/L | 90% |
| 投入前 | 投入後 (15日後) |
|
| pH | 7 | 7.5 |
| NH4-N | 6mg/L | 1mg/L |
| N02-N | 1mg/L | 0.3mg/L |
| N-03N | 45mg/L | 2mg/L |
| M-AL | 100mg/L | 280mg/L |
| 粘度 | 20cp | 8cp |
| 透視度 | 6cm | 30cm以上 |
| COD | 100mg/L | 20mg/L |
| SV30 | 99% | 90% |
対策開始からわずか15日後、上記の通り各種指標が劇的に改善。バルキングは解消され、良好な処理状態を示す原生動物(ロタリア)も出現しました。このように、原因を正確に特定し、適切な対策を行うことで、バルキングは早期に解決することが可能です。
「まだ大丈夫」とバルキングを放置するとどうなる?
「少し泡が出ているだけ」「そのうち治るだろう」と放置するのは非常に危険です。
バルキングが悪化して汚泥が流出(キャリーオーバー)し、茶色い汚水がそのまま放流されてしまうと、以下のような深刻な事態に直面する可能性があります。
- 水質汚濁防止法や条例違反による、行政からの厳しい指導・勧告
- 悪臭や汚染水流出による、近隣住民からのクレームやニュース報道のリスク
- 行政指導を受けるレベルまで悪化すると、改善までに多大な時間とコストがかかり、最悪のケースとして「工場の製造ライン停止(操業停止)」という事態に…
会社に多大な損害を与えてしまう前に
もし工場の製造が止まってしまえば、会社にとって計り知れない多大な損害となってしまいます。
「いつもと違う」という予兆に気づいた段階での【早めの対策】が、会社を守る最大の防御策です。
バルキング現象の根本的対策なら、澤本商事にご相談ください
澤本商事では、その場しのぎの対策ではなく、施設の能力診断なども行い、空気量、曝気槽容積負荷、BOD/MLSS負荷などを算出し、バルキング現象の根本的な解決方法と、緊急対応策をご提案いたします。

澤本商事はここまで
最短当日かつ無料で
承ります!
お気軽にご相談ください
- アフターフォローで定期的な分析、機器のメンテナンスをしています。
- アフターフォロー中の水質分析は無料(簡易分析)で行います。また、季節ごとに最適な資剤のご提案もいたします。
- お客様の希望に合わせてメンテナンス内容は異なります。
このような業種の工場で実績があります
日配食品製造業/豆腐製造工場、麩製造工場/製麺工場/洗米工場/食品加工業/食肉加工業(ハム工場)/ブロイラー加工場/化学工場/製油工場/ジュース、栄養ドリンクなどの飲料工場/その他製造業など
バルキング対策に関するよくある質問
活性汚泥(微生物の塊)の沈降性が著しく悪化し、汚泥が沈まなくなる現象を指します。放置すると沈殿槽から汚泥が流れ出る「キャリーオーバー」を引き起こし、処理水質の悪化や放流基準違反に繋がる恐れがあります。
👉用語解説:バルキングとは
代表的なサインとして、「曝気槽の泡がなかなか消えない」「沈殿槽の処理水がいつまでも濁っている」「汚泥界面が水面近くまで上昇している」「SV30を測定しても30分経っても汚泥がほとんど沈まない(95~100%)」といった現象が挙げられます。
微生物の栄養バランス(C/N比)の崩れや、pH、DO(溶存酸素)の不足などにより、活性汚泥中に糸状性細菌(糸状菌)や放線菌が大量発生すると、汚泥フロックが細かく分散したり、菌が網目状に広がって沈降を妨げたりするためです。
排水中のペクチン質や多糖類などが未分解のまま粘性物質に変化し、曝気槽水の粘度が著しく増加して汚泥が沈まなくなる現象です。冬場の低水温期や、果汁・油脂を多く含む排水で発生しやすくなります。
殺菌剤は糸状菌を死滅させますが、同時に浄化を担う活性汚泥菌にもダメージを与え、汚泥自体の機能が低下し処理性も悪化することがあります。当社では排水中のpH、DO、栄養バランスを整え、活性汚泥菌優位の環境を創り出す手法を推奨しています。
水温が下がると微生物の活性が低下し、特に油脂やペクチンの分解が遅れるためです。粘性が高まりやすくなることも沈降性悪化の原因となるため、季節に合わせた栄養バランスの調整(SANA資剤の選定)が重要です。
はい。過剰な曝気は汚泥フロックを細かく砕いてしまい(解体)、沈降性を悪化させる原因となることがあります。酸素濃度を示すDO(溶存酸素)を適切に管理することが対策のポイントです。
まずは現場へお伺いし、汚泥の簡易分析や顕微鏡による微生物観察、施設の能力診断(負荷計算など)を無料で行います。その結果に基づき、原因(糸状菌、粘性、負荷変動など)を特定した上で、最適なSANA資剤と運用改善案をご提案します。
原因や状況によりますが、適切な資剤選定と運用調整(空気量や返送汚泥・引き抜き量の調整)を組み合わせることで、対策開始から約15日程度でSV30や透視度、粘度などが劇的に改善した事例があります。







