次亜塩素酸ナトリウム

工場の排水処理における「次亜塩素酸ナトリウム」とは

こんにちは、さわまる博士です。
工場の排水処理では、BODや窒素、リンを除去するだけでなく、最後に「消毒」を行ったり、特定の有害物質を「酸化」して無害化したりする工程が必要な場合があります。

その際に、酸化剤・殺菌剤として最も広く使われる薬品が、本日解説する「次亜塩素酸ナトリウム」です。

さわまる博士

次亜塩素酸ナトリウムとは、どのようなものでしょうか?

次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)は、一般的に「次亜(じあ)」や「次亜塩素酸ソーダ」と呼ばれる、強い酸化作用と殺菌・漂白作用を持つ化学物質です。アルカリ性の液体で、プールや水道水の消毒、家庭用の塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)の主成分としても知られています。

排水処理における主な用途

排水処理の現場では、その強力な酸化力・殺菌力を利用して、主に以下のような目的で使用されます。

  • 処理水の消毒
    処理水中に残存する大腸菌などの細菌類を殺菌し、安全に放流できる状態にするために使われます。特に、食品工場や病院の排水処理で重要となる工程です。
  • バルキング対策
    曝気槽糸状性細菌が異常増殖して汚泥が沈まなくなる「バルキング」が発生した際、その原因である糸状性細菌を殺菌・抑制するために、曝気槽返送汚泥ラインに注入されることがあります。
  • 臭気対策・酸化処理
    排水処理施設内で発生する、卵の腐ったような臭い(硫化水素 H2S)の成分を酸化分解し、脱臭するためにも用いられます。
    また、メッキ工場などの排水に含まれる有害なシアン(CN-)を酸化分解し、無害化する高度処理(シアン処理)でも中心的な役割を果たします。

さわまる博士の
ワンポイントアドバイス!

次亜塩素酸ナトリウムは非常に強力で便利な薬品ですが、取り扱いには細心の注意が必要です。

特に、酸性の液体と混ざると、有毒な塩素ガス(Cl2)が発生します。いわゆる「まぜるな危険」です。排水処理施設内でも、他の薬品タンクと混zらないよう厳重な管理が必要です。

また、バルキング対策として使用する場合、濃度や注入量を間違えると、排水処理の主役である良い微生物(フロック)まで殺してしまい、処理機能全体が停止するリスクもあるため、専門家による適切な管理が不可欠なんですよ。

さらに詳しく知りたい方へ

本日は次亜塩素酸ナトリウムについて解説しましたが、この薬品が対策に使われる「バルキング」や「硫化水素」、そして処理の最終目的である「消毒」といった用語も、併せてご確認いただくことで、より理解が深まります。

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