凝集剤
工場の排水処理における「凝集剤」とは
こんにちは、さわまる博士です。
排水の中には、自然に沈殿しない、非常に微細な「にごり」の成分が漂っています。これらを効率的に取り除くために使われるのが、魔法の粉ともいえる「凝集剤(ぎょうしゅうざい)」です。

凝集剤とは、どのような薬品なのでしょうか?
凝集剤とは、水中に分散している微細な浮遊物質(SS)などを集めて、大きく重い塊(フロック)にし、沈降や浮上をしやすくするための薬品の総称です。この操作を「凝集処理」と呼びます。

凝集の仕組み
凝集処理は、主に2つのステップで進みます。
- 電荷の中和(凝結作用)
水中の微粒子は、多くがマイナスの電荷を帯びており、互いに反発しあって安定的に浮遊しています。ここにプラスの電荷を持つ無機凝集剤(PACなど)を加えると、マイナスの電荷が中和され、粒子同士が反発しなくなり、小さな塊になります。 - 架橋(かきょう)作用
次に、高分子凝集剤(ポリマー)という、長い鎖のような構造を持つ薬品を加えます。この鎖が、小さくなった粒子同士を絡めとり、橋を架けるようにして、大きく、強く、沈みやすいフロックへと成長させます。
凝集剤の管理で重要なこと
さわまる博士の
ワンポイントアドバイス!
凝集処理は、沈殿槽や加圧浮上処理といった固液分離設備とセットで運用されることがほとんどです。どんなに良い凝集剤を使っても、その後の分離設備がうまく機能しなければ、きれいな処理水は得られません。全体のバランスを見ることが大切ですよ。
さらに詳しく知りたい方へ
本日は凝集剤について解説しましたが、関連する「SS」「沈殿槽」「加圧浮上処理」や、凝集剤によって作られる「フロック」といった用語も、併せてご確認いただくことで、より理解が深まります。
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よく見られている用語
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