工場の排水処理における「色度」とは
こんにちは、さわまる博士です。
工場の排水が、河川や海に放流されたときに「色」がついていると、見た目の印象が悪く、たとえ水質基準を満たしていても周辺住民の方々に不安を与えてしまいます。
そのため、排水処理ではBODやSSだけでなく、この「色の度合い」も管理する必要があります。この指標が本日解説する「色度(しきど)」です。

排水処理における「色度」とは、どのようなものでしょうか?

色度とは、水がどれだけ「色づいているか」の程度を示す指標です。この色は、水中に溶け込んでいる物質(リグニン、フミン質、染料、金属イオンなど)や、浮遊している微細な粒子(SS)によって引き起こされます。
測定は、水中のSSなどを取り除いた「溶解性物質」による色と、SSなどを含んだままの「懸濁物質」による色を分けて評価することがあります。 一般的には、標準色(塩化白金コバルト標準液)と比較して、その色がどれだけの「度数」に相当するかで表されます。
排水処理における色度の管理
特に、製紙工場、染色工場、食品工場などの排水は、原料や製造工程に由来する特有の色(例えば、パルプ廃液の黒褐色など)を持つことが多く、色度の除去が排水処理の重要な課題となります。
排水処理における色度の除去は、原因物質によって方法が異なります。
さわまる博士の
ワンポイントアドバイス!
排水処理の現場では、処理水の色を毎日「目視」で確認することも重要です。
いつもより色が濃い、あるいはいつもと違う色がついている場合、それは凝集剤の量が適正でない、活性炭の吸着能力が低下している、あるいは曝気槽の調子が悪くフロックが流出している、といった排水処理のトラブルサインかもしれませんよ。
さらに詳しく知りたい方へ
本日は色度について解説しましたが、色と関連する指標である「濁度」や、色度除去に使われる「活性炭吸着」、そして色度の原因ともなる「SS(浮遊物質量)」といった用語も、併せてご確認いただくことで、より理解が深まります。
よく見られている用語

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