標準活性汚泥法

工場の排水処理における「標準活性汚泥法」とは

こんにちは、さわまる博士です。
工場の排水処理で「生物処理」といえば、世界中で最も広く採用され、すべての基本となっている処理方法があります。

それが、本日解説する「標準活性汚泥法(ひょうじゅんかっせいおでいほう)」です。

さわまる博士

排水処理における「標準活性汚泥法」とは、どのようなものでしょうか?

標準活性汚泥法(Conventional Activated Sludge Process)とは、好気性微生物活性汚泥)の働きを利用して、排水中の有機物(BOD)を除去する、最も代表的な好気処理技術です。

このプロセスは、主に以下の2つの水槽で構成されています。

そして、沈んだ活性汚泥の一部は「返送汚泥」として再び曝気槽に戻され、BOD分解の主役として再利用されます。増えすぎた分は「余剰汚泥」として引き抜かれ、汚泥処理されます。

標準活性汚泥法の特徴

この処理方法は、排水処理の「標準」と呼ばれるだけあり、バランスの取れた特徴を持っています。

  • 運転管理
    曝気槽BOD負荷(F/M比)や、曝気時間(通常6~8時間程度)、MLSS濃度(3,000~3,500mg/L程度)が、標準的な値で運転されます。
  • 適用範囲
    主に下水処理場や、中程度のBOD濃度を持つ工場の排水処理に広く用いられます。
  • 安定性
    100年近い歴史があり、運転管理のノウハウが確立されていますが、BOD負荷の急変動や、沈降性の悪化(バルキング)といったトラブルの影響は受けやすい側面もあります。

さわまる博士の
ワンポイントアドバイス!

現在、工場の排水処理で使われている「長時間曝気法」(標準法より曝気時間を長く、BOD負荷を低くして汚泥発生量を減らす方法)など、多くの活性汚泥法の派生技術は、すべてこの「標準活性汚泥法」をベースに応用させたものです。

この「曝気槽で分解」し、「沈殿槽で分離」し、「汚泥を返送する」という仕組みこそが、あらゆる生物学的排水処理の基本なんですよ。

さらに詳しく知りたい方へ

本日は標準活性汚泥法について解説しましたが、このプロセスの中心となる「活性汚泥」や「曝気槽」「沈殿槽」、そして管理指標である「F/M比」や「MLSS」といった用語も、併せてご確認いただくことで、より理解が深まります。

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