透視度

工場の排水処理における「透視度」とは

こんにちは、さわまる博士です。
排水処理がうまくいき、きれいな処理水が得られているかを確認したい時、現場で最も手軽に、そして素早く水の状態をチェックできる方法があります。

それが、本日解説する「透視度(とうしど)」の測定です。

さわまる博士

排水処理における「透視度」とは、どのようなものでしょうか?

透視度とは、水の「にごり」や「透明度」の程度を示す、簡易的な指標です。「透視度計」と呼ばれる、底に二重十字(標識)が描かれた目盛り付きのガラス管(またはアクリル管)を使って測定します。

測定方法はとても簡単です。

  • 透視度計の横から標識(二重十字)をのぞき込みます。
  • 測定したい水(処理水など)を、標識がちょうど見えなくなるまで少しずつ流し込みます。
  • 標識が見えなくなった瞬間の「水面の高さ(cm)」を読み取ります。この「cm」の値が、そのまま透視度の値となります。

水がきれい(透明)であるほど、より深い位置からでも標識が見えるため、透視度の値は「高く(cmが大きく)」なります。逆に、水がにごっているほど、透視度の値は「低く(cmが小さく)」なります。

排水処理における透視度の活用

透視度は、その手軽さと即時性から、排水処理の現場における「日常管理のバロメーター」として非常に広く活用されています。

  • 処理水質の日常チェック
    毎日、放流する処理水の透視度を測定・記録することで、排水処理の状態が安定しているかをすぐに確認できます。もし、きのうまで「透視度50cm」だったのが、今日は「30cm」に急落していたら、沈殿槽汚泥フロック)が流出している(キャリーオーバー)など、何らかのトラブルが発生したことを瞬時に察知できます。
  • 濁度やSSの代用
    透視度は、より精密な指標である「濁度」や「SS(浮遊物質量)」と一定の相関関係があるため、これらの指標の「簡易的な代用値」として運転管理に利用されます。

さわまる博士の
ワンポイントアドバイス!

透視度計は、ガラス管と標識さえあれば誰でも測れる、シンプルながらも非常に多くの情報を与えてくれる器具です。

排水処理の安定は、こうした日々の地道な観察から始まります。「透視度」と合わせて、処理水の「」や「匂い」も五感で確認することが、トラブルの早期発見につながるんですよ。

さらに詳しく知りたい方へ

本日は透視度について解説しましたが、この指標と深く関連する「濁度」や、にごりの原因物質である「SS(浮遊物質量)」、そして処理水のにごりの原因となる「フロック」といった用語も、併せてご確認いただくことで、より理解が深まります。

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