臭気対策

畜産・畜舎の臭気・悪臭対策

家畜由来の臭気や畜産施設の
排泄物臭を防ぐ

畜産施設や事業者、環境、近隣住民に配慮し、家畜の健全な飼育環境を守ります。

目次

畜産施設&飼料へのダブル消臭で悪臭低減へ
畜産・畜舎施設の消臭実績
畜産・畜舎施設で気をつけるべき臭気第1〜3位
悪臭が発生するリスクは?
畜産・畜舎施設の臭気対策で気をつけるべき対策は?
畜産・畜舎施設の臭気・悪臭対策サポート

畜産施設&飼料へのダブル消臭で悪臭低減へ

畜舎の臭気発生源は?

牛舎、養豚場、養鶏場など、酪農・畜産施設は、立地条件により、これまで以上に周辺環境に力を入れることが必要とされています。
畜産農業においては畜舎と堆肥舎と2つの臭気発生源があります。
畜舎から発生する臭気はふん尿に由来するものが多いため、毎日の清掃管理など、基本的な衛生管理が重要になります。

また、ふん尿を処理する堆肥舎については、密閉縦型発酵装置を使用している事例や、重機又は撹拌機械で切り返して空気を供給し、堆積発酵させている事例があります。
いずれの方法でも硫黄化合物やアンモニアなどの悪臭物質の濃度が高くなることから、作業時の臭気には特に注意が必要です。

発酵促進剤や飼料添加物による強力な悪臭対策

SANA資剤での、臭気発生源への消臭・脱臭剤の活用に加え、飼料添加などによる家畜の健全な飼育と排泄物臭軽減をサポートいたします。
飼料添加物・混合飼料、消臭・脱臭剤、堆肥化促進剤、排水処理剤などの有機的連携により、健全な飼育環境や畜産環境対策まで、畜産経営をサポートいたします。
まずは現場の状況把握や臭気測定をし、資剤選定と緊急かつ持続的な対処を行います。
これまで以上に周辺環境対策が必要な時代です。積極的な臭気・悪臭対策を行いましょう。

SANA資剤の使用場所と対応製品

使用箇所 製品名 形状 主な効果
畜舎 SANA-α-01 粉末 畜舎内の環境改善用脱臭剤(湿潤環境向け)
SANA-バキュームⅡ 粉末 畜舎内の環境改善用脱臭剤(着香品)
スメロンラックFL 液体 安全性の高い噴霧用マスキング型消臭剤
尿溜槽 SANA-バキュームⅡ 粉末 硫化水素臭対策、アンモニア臭対策用
スメロンラックVL 液体 低級脂肪酸臭対策用
堆肥場 SANA-α-01 粉末 即効性強力脱臭剤
蘇土の素 粉末 堆肥化の強力促進
SANA-β-02 液体 即効・持続性消臭剤

畜産・畜舎施設の消臭実績

事例1:「豚舎のアンモニア臭をすぐに解消したい」(富山県)

困りごと

豚舎のアンモニア臭で目がチカチカして、豚の調子も悪化している。
排水処理部分からのアンモニア臭もするので、近隣住民からのクレームも出ており、即時消臭したい。

解決事例

畜舎にはスメロンラックFLを噴霧し、尿溜槽にはスメロンラックVLを投入するなどして、即時脱臭させました。
家畜の成長も通常の状態に戻り、環境改善の効果が見られました。

【使用薬剤】

スメロンラックFL

スメロンラックFL

スメロンラックVL

スメロンラックVL

産業排水処理施設で気をつけるべき臭気1〜3位

第1位 アンモニア臭(ツンとくる刺激臭、目に染みるような刺激臭)

業種し尿処理場、下水処理場、石油化学工場、食品工場、パルプ製造工場など

0.5ppm
臭気を感じだす。
3〜5ppm
誰もが臭気を感じる。
50ppm
きわめて鋭い臭気を感じる。眼、鼻、咽頭、胸部に中等度の刺激を引き起こす。
80ppm
中等度〜極めて強い刺激。
110ppm
極めて強い刺激。
140ppm以上
耐え難い刺激。
500ppm以上
極度の涙と刺激。
2500ppm以上
短時間で生命危機となる。

第2位 硫化水素(腐った卵臭)

業種畜産、複合肥料製造、鶏糞乾燥、魚処理場、ごみ処理場、し尿処理場、下水処理場、食肉加工、染色加工など

0.02ppm
臭気を感じだす。
0.3ppm
誰もが臭気を感じる。
3〜5ppm
不快に感じる中程度の臭気の強さ。
10ppm
眼の粘膜症状(かゆみ、痛み)発生。角膜、粘膜の組織破壊が起こる。
20〜30ppm
鼻粘膜に乾燥感と痛み。咳など肺の刺激症状が発生。
100ppm以上
長期間暴露すると、咳、たんなどの気管支炎、肺炎が発生。
250ppm以上
咳、たんがさらに増加し肺水腫となり呼吸困難から窒息の危険性が高まる。
700ppm以上
意識障害、呼吸麻痺を引き起こす。
1000ppm以上
意識喪失、呼吸停止、死亡。
5000ppm以上
即死。

第3位 メチルメルカプタン臭(腐った玉ねぎ臭、口臭の不快な臭いなど)

業種し尿処理場、下水処理場、石油化学工場、食品工場、パルプ製造工場など

メチルメルカプタン臭の検知閾値は0.0001ppmと非常に低い濃度で感知することができます。
排泄臭、生ゴミ臭の成分の一つであり、悪臭防止法に基づく特定悪臭物質の一つです。

規制基準の濃度範囲:臭気強度2.5〜3.5
事業場の敷地境界線の地表における規制基準:0.002〜0.01ppm

畜産・畜舎施設で悪臭が発生するリスクは?

悪臭による人体への被害

畜産・畜舎施設で悪臭が発生すると、様々なリスクがあります。以下は一例ですが、施設内の人材や近隣住民のためにも、悪臭は即時解消が望ましいです。

  • 目が痛い。
  • 喉が痛い。
  • 頭痛がする。
  • 咳き込む。
  • 家畜の調子が悪くなる。

畜産・畜舎施設の臭気対策で気をつけるべき対策は?

畜産・畜舎で臭気を発生させないために、また、臭気が発生したら迅速な対応が求められます。
普段からの測定や分析をおすすめいたします。弊社でも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

素早い原因究明と資剤選定が必要な理由

産業排水処理で臭気を発生させないために、また、臭気が発生したら迅速な対応が求められます。
普段からの測定や分析をおすすめいたします。弊社でも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

臭気の発生源・発生状況の調査

臭気測定・分析、臭気物の特定と濃度を調査しましょう。

臭気に合った消臭剤の特定

消臭剤の適正濃度をテストしましょう。

現場での消臭テスト

臭気排水や、臭気に対して消臭テストを行い、現場での消臭状態を確認しましょう。

臭気対策装置の検討

複合臭などの消臭剤では除去できにくい臭気に対しては、脱臭装置の選定が必要です。
オゾン脱臭装置、スクラバー装置、セラミックフィルター装置、活性炭装置、燃焼法装置など、提携先と装置の設計をいたします。

畜産・畜舎施設関連の悪臭対策に関する根本的かつ緊急の対策はお任せください

根本的かつ緊急対応をいたします

畜産・畜舎施設の能力診断や原水の状態検査などを行い、最適な処理剤をご提案いたします。
近隣や環境への配慮のため、悪臭は即時消臭・脱臭が必須ですし、施設内環境や人員への影響にも気をつけなければいけません。
適正な臭気処理が持続的にできるよう、運転管理もサポートいたします

対応業種

  • 牛舎
  • 養豚場
  • 養鶏場
  • 産業排水処理施設
  • ゴミ処理場
  • 日配食品製造業
  • 豆腐製造工場、麩製造工場
  • 製麺工場 
  • 洗米工場
  • 食品加工業
  • 食肉加工業(ハム工場
  • ブロイラー加工場
  • 化学工場
  • 製油工場
  • その他製造業 など

畜産・畜舎施設のの原水・汚泥の分析、微生物観察、資剤の提案の流れ

し尿処理施設の臭気・悪臭対策の流れ
し尿処理施設の臭気・悪臭対策
  • 季節や使用機器に合わせた資剤のご提案を随時致します。
  • アフターフォローで定期的な分析、機器のメンテナンスをしています。
  • お客様の希望に合わせてメンテンナンス内容は異なります。